大阪発！人気若手芸人たち6名で結成されたバンド『ジュースごくごく倶楽部』が語る「お笑い」と「音楽」の親和性
JUICE 5959 CLUB meets KiU

マユリカの阪本やロングコートダディの堂前、ニッポンの社長の辻など大阪で活動する若手芸人により、2019年に結成されたパーティーロックバンド「ジュースごくごく倶楽部」。パンクやスカ、ブルースといったルーツミュージックをベースとしながら、日常の「あるあるエピソード」を歌うその音楽性は本格的で、音楽イベントやフェスでも音楽好きの間で注目を集めている。今回は、そんな「ジュースごくごく倶楽部」のメンバーの中から辻クラシック（G）、堂前タオル（B）、ポイズン反町（D）、愛コーラ（Vo）の4人が、KiUのポンチョを纏い、バンド結成の経緯や、好きな音楽などについて大いに語ってもらった。

──まずはバンド結成の経緯を教えてもらえますか？

辻クラシック（ニッポンの社長）：堂前さんが「バンドやろう」といきなり言ってきたんですよ。「ベース買うからついてきて」って。冗談かと思ったんですけど、その日ほんまに8万円くらいのベースを買ってはって。

堂前タオル（ロングコートダディ）：前からバンドやりたかったんです。その時はまさかこんな大事になるとは思ってなかったんですけどね。「おじさんが休みの日にたまに集まって演奏する」くらいのノリだったので。

ポイズン反町（シカゴ実業）：僕は辻からバンドを始めたと聞き、ドラムがまだいないということだったので「じゃあ練習するから入れてくれ」と。

──ジンジャーエール阪本（マユリカ）さん、あたし（滝音）さんをメンバーに迎えた経緯は？

辻：知ってる中で、いちばん歌がうまくて華があったのが阪本だっただけです。さすけは初ライブの時、ビスケットブラザーズのきんちゃんと遊びに来ていて。「あたし、昔ピアノ習ってた」と終演後アピールしてきたので、「じゃあ、入ったらええやん」と。まんまと言わされた感じですね。

──（笑）。最後に加入したのが愛コーラさんですね。

辻（ニッポンの社長）：前任のボーカルが、山﨑（愛コーラ）の元相方（河野菜摘）だったんですよ。彼女の推薦というか、「山﨑どうですか？」と。山﨑はうちらの音をめちゃくちゃ聞いていてくれたし、ジャケットの絵も描いてくれてたんです。それで入ってもらいました。

──みなさん、それぞれ楽器経験はあったのですか？

辻：僕は大学生の頃、バンドを組もうとギターを始めました。最初はパンクから入ってストーンズとか聞くようになり、チャック・ベリーなどブルーズを深掘りしていく……みたいなパターンでしたね。当時は「アンチメロコア」やったんですよ。当時メロコアがめっちゃブームで、みんなハイスタさんのコピーとかやってたので、それに対する反抗心ですね。

堂前：僕はアンチ運動部だったので、高校で軽音部に入って銀杏BOYZとかコピーしてました。高校の頃は、全くベースに興味なくて。「なんであんな地味で、何を弾いてるのかわかんないような楽器をわざわざ選ぶんやろ」と思ってました。今はギターよりも弾いていて楽しいですね。

反町：僕も高校生の頃は、友だちとバンドをやっていました。当時はボーカルで、マキシマム ザ ホルモンのカバーと言いつつギャーギャー叫んでいただけ。楽器は何も弾いたことがなかったんですけど、弾けるようになりたいなあという思いはずっと抱えて生きていました。

愛コーラ：私は6歳か7歳くらいから、8年くらいエレクトーンを習っていました。小6から高校生くらいまでは地元の合唱団に入っていたんですけど、中学生のときにアニメ『けいおん!』の影響でベースを始めたんです。一番好きなキャラクターだった秋山澪がベースを弾いていたからなんですけど。バンドを組んで文化祭で演奏したりしていました。大学では長渕剛に影響されてアコギを買って……。

堂前：え、長渕!?

愛コーラ：はい。失恋の傷を長渕が埋めてくれました。

──（笑）。バンドとしてこだわっていることは？

辻：「ふざけるのはやめよう」とは言っています。僕がバンドマンやったら、お笑いの人がボケながら音楽やってたら「舐めんなよ」と思うだろうし。実際やること全てが新しいことばかりで、ふざけている暇なんてないですね。

反町：バンドをやっている時は、メンバーに対して一切ストレスを感じないのも嬉しいですね。普段、お笑いの相方には腹立つことばかりやし。

辻：確かに。コンビでやってると、相方に対して「なんでそんなにサボってきたんや」「なんでその状態できたんや……」と思う時が、多かれ少なかれあるんですよ。でも、このバンドのメンバーはお笑いでもネタを作る側の人間たちなので、みんな「人任せ感」がない。

堂前：僕はお笑いの稽古がめっちゃ嫌いなんですけど、バンドの練習は楽しくて。

──愛コーラさんはどうですか？

愛コーラ：そうですね、あの……。

辻：いや、僕らが一番心配してるのは、「山﨑はちゃんと楽しんでいるのか？」ということなんですよ。「やっぱりやめます」とか明日急に言われたらどうしよう？って。

愛コーラ：いやいや、本当にありがたいです。私は結構、趣味や特技がいろいろあるんですが、それをバンドで生かしてもらっているというか。ジャケットやグッズのデザインを任せてもらえたりとか、自分の作ったものを多くの人に見てもらう場を提供してもえることが、本当にでかいです。

辻：「ありがたい」とか「でかい」とかじゃなくて、「楽しい」という言葉が聞きたいねんけどな。

堂前：なんかビジネスっぽい。

一同笑

愛コーラ：「楽しい」は大前提です！ ライブ前にみんなでご飯へ行ったり……。

反町：誕生日プレゼントを渡しあったりな。

愛コーラ：それも嬉しいです。

──今後、バンドで野外フェスに出たりすることになると「雨対策」も必要だと思うんです。普段の雨の日は、みなさんどうしてます？

辻：基本的に傘を差すくらいですかね。

堂前：傘もあんまり差さないくらい。めっちゃ面倒くさいので、降り出したら大体走って移動しています。

反町：傘って絶対に忘れて帰りますしね。

堂前：だから今回、KiUのポンチョを着てみて「これでええやん！」と思った。

反町：めっちゃ便利ですよね。

辻：専用の収納袋があるから、それにバッと仕舞えば他の人が濡れる心配もない。しかもKiUはデザインがカラフルでおしゃれじゃないですか。ポンチョって今まで雨を凌ぐだけの地味なアイテムという印象やったけど、今日試着させてもらったポンチョはどれも普段使いできる。柄もたくさんあるし、何枚も欲しくなりそうです。

堂前：防寒機能も優れてますよね。こんなに軽いのに、着てると暖かくて。

反町：例えば野外球場で野球の観戦などしていて雨が降ったとき、このKiUのポンチョを着て行ったらめちゃめちゃ目立ちそう。他の応援客と差がつけられますよね。

堂前：テーマパークとかで濡れるアトラクションもね、KiUのポンチョをさっと出して……。

辻：マイポンチョ持参？　楽しむ気満々やん。

反町：山﨑もめっちゃ似合ってたよ。

愛コーラ：私、よく海とか一人で行くことがあるんですけど……。

堂前：え、お前大丈夫か？

一同笑

愛コーラ：貝殻とかシーグラスとか、漂着しているものをひたすら観察する行為を「ビーチコーミング」ていうんです。そのとき傘を差していたら片手が塞がっちゃうじゃないですか。動画とか撮りたい時も、ポンチョだと便利やしありがたいですね。丈も長くて丈夫だし、チャリに乗る時も良さそうです。

──最後に、これからバンドでやってみたいことを聞かせてもらえますか？

辻：単独で大きいところに出たいっすね。これまでイベントやフェスでしか大きいところでやってないので。

堂前：武道館とか。

辻：あ、いいですね。ツアーで地方も回りたい。

反町：旅行がてらね、いいね。

愛コーラ：前に海外の山奥でレコーディングしたいって言ってませんでしたっけ？

辻：そうそう。『ボヘミアンラプソディ』をみてて、山小屋みたいなところでクイーンがレコーディングしてるのをみて「あれいいな」って。いつか実現させたいです。