moonridersの多面体と多様性、鈴木慶一の自薦曲で1984年から1996年を辿る

moonriders

日本の音楽の礎となったアーティストに毎月1組ずつスポットを当て、本人や当時の関係者から深く掘り下げた話を引き出していく。2022年5月の特集は「moonriders」。パート3からパート5はゲストに鈴木慶一を迎え11年振り新アルバム『It’s the moooonriders』を契機に鈴木慶一がmoonridersの楽曲を22曲自薦し、その歴史を紐解いていく。

田家秀樹:こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」案内人・田家秀樹です。今流れているのはmoonridersの「monorail」。4月20日に発売になった新作アルバム『It’s the moooonriders』の1曲目。今週の前テーマはこの曲です。何が始まったんだろうと思わせてくれる意外性の1曲。今週もヘッドホンの中で音が動いております。moonridersならではの始まりのアルバムでありました。

関連記事:moonriders特集、鈴木慶一の自薦22曲と共にデビューから現在まで46年の歴史を語る



今月2022年5月の特集はmoonriders。前半の2週間は11年振り新作の全曲紹介。先週からの3週間は鈴木慶一さんの案内で彼が選んでくれた22曲を使ったアーカイブ。鈴木慶一自薦22曲、貴重と言うしかありません。今週も永久保存版です。こんばんは。

鈴木慶一:こんばんはー、どうも! 今日も自らのバンドを批評的に語りますから(笑)。

田家:自薦22曲というのは、番組出演をご依頼時に簡単にお願いしてしまったのですが、自分たちのバンドの曲を選ぶ機会ってあるんですか?

鈴木:初めてじゃないですか。

田家:はははははは!

鈴木:ベストアルバムとかで選ぶときはありますけど、今回はそれと全く別の視点で選んでいて。このときに元気のあった人とか、このときやっと新しい曲を書いてくれたとか、あとはバランスですよね。

田家:先週は1976年から1982年。凄まじく濃い第一期でありましたが(笑)。

鈴木:最後は「くれない埠頭」のデモバージョンとかも含めて。

田家:今週は第二期か第三期ということになるのですが、この曲からお送りしようと思います。1984年8月発売、8枚目のアルバム『AMATEUR ACADEMY』から「M.I.J.」。

Rolling Stone Japan 編集部

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