ポップ・メタルに君臨するボン・ジョヴィの新作。が、これは何とカントリー・アルバムなのだ。もとをたどれば、05年のアルバム『ハヴ・ア・ナイス・デイ』中の1曲「フー・セズ・ユー・キャント・ゴー・ホーム」をカントリー・ヴァージョンで去年リリースし、これが驚くことにオリジナルのロック・ヴァージョンよりもヒットしてしまったことがキッカケに違いない。ならば当然、アルバムすべてをカントリー・ミュージック風に作ってみようと考えたのだろう。そこはさすがボン・ジョヴィ、中途半端なことはせず、どっぷりカントリー世界に浸かってみせる。ただ形は変わろうと、基本は車と女の子について歌うボン・ジョヴィがやっぱり魅力という作品だ。

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