ジョニー・グリーンウッド・イズ・ザ・コントロール

レディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドが自ら選曲。お気に入りのトロージャンのレゲエやダブを集めたコンピレーション。トロージャンというのは、ジャマイカのサウンドを60年代末から伝えてきた老舗の名門レーベルで、最初期のボブ・マーリーとウェイラーズもここからアルバムをリリースしている。今回は、レーベルの体制再建が実現したことと合わせての企画盤。ジョニーのセレクションは、トロージャンレーベルの60年代、70年代のサウンドをよく伝えている。ヒット曲と日の目を浴びなかった曲がバランスよく入っている。デルロイ・ウィルソンの「ディス・ライフ・メイクス・ミー・ワンダー」のかっちりしたソングライティングや音楽性の幅には拍手を送りたい。ジョニー・クラーク・アンド・ザ・アグロヴェイターズの「ア・ラファー・ヴァージョン」の破天荒でサイケデリックな実験性も、ぜひ聴いておきたいところ。

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