カナダ出身の4人組のセカンド。サンドペーパーで鼓膜を擦られるかのようなヒリヒリした感触のギターノイズの中で、リヴァーブがかったヴォーカルが甘いメロディを伴って亡霊の如く浮かび上がる様は、ヴェルヴェッツからジザメリ、マイブラ、ギャラクシー500へと連なる、ロック特有のサディズムと優しさとが共存するロマンティシズムが融合した表現の最新形ともいえる音だ。

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