元ミスUSAを返上、母親が「虐待、いじめ、圧力をうけていた」と主張

2024年2月、ウマソフィア・スリヴァスタヴァさんとノエリア・ヴォイトさん(CRAIG BARRITT/GETTY IMAGES)

2023年ミスUSAのノエリア・ヴォイトさんと、2023年ミス・ティーンUSAのウマソフィア・スリヴァスタヴァさんが、数日間で立て続けにミスの座から揃って辞退した。それぞれの母親は『Good Morning America』のインタビューで、「不当な扱い、虐待、いじめ、圧力」を受けていたと主張した。

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ヴォイトさんとスリヴァストラヴァさんは数日間に突然ミスの座を退いた。最初に辞退したのはヴォイトさんで、Instagramに投稿した公式声明では精神疾患が原因だと述べていた。だが内部関係者に宛てた辞表では(ニューヨークタイムズ紙が入手)、「有害な労働環境……よく言えば監督不行き届き、悪く言えばいじめとハラスメント」を助長していたと非難していたとしてミスUSA運営事務所を糾弾した。

辞表の中でヴォイトさんは「ろくに担当者をつけてもられず、イベントで心細い思いをさせられ」、そのせいでフロリダ州サラソタのクリスマスパレードでセクシャルハラスメントを受けたと書いている。パレードの最中、運転手から不適切な発言をされたそうだ。ヴォイトさんが事務局のライラ・ローズ会長に報告すると、「公共イベントでは、周囲の人間の物言いを防ぐことはできない」と言われたそうだ。

ヴォイトさんの母親ジャクリーンさんはこの事件の詳細を語り、問題の運転手はヴォイトさんに「金を出せば年配の男性ともその気になるか?」と言ったそうだ。この発言で「ノエリアはものすごく嫌な気分にさせられました」とジャクリーンさん。ローズ会長の反応に関しては、「こんな思いをさせてごめんなさい」というような返答は一切なかったとして非難した。

Akiko Kato

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