このカナダ人の双子は、不器用だがひたむきな愛を歌う、キャッチーな曲の名手だ。自分たちの音楽を「陽気な自己嫌悪のパワー・ポップ」と定義する。2007年の『ザ・コン』でその真髄を見せたが、本作では、シンディ・ローパーの「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」的陽気さを貫く。賑やかなシンセ、潔いヴォーカル、思わず頭を振りたくなるニュー・ウェーブ風のドラムは、まるで80年代のダンス・パーティそのもの。

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