ドリーム・シアターが語る人気の理由「強固なメロディとフック、高度なテクニックとスリル溢れる展開」

ドリーム・シアター:写真左がキーボードのジョーダン・ルーデス

ドリーム・シアターが2023年4月28日より、『TOP OF THE WORLD TOUR』日本公演を行なう。アルバム『ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド』(2021年)が世界的な成功を収め、「ジ・エイリアン」がグラミー賞最優秀メタル・パフォーマンス部門を獲得。日本でもダウンロード・ジャパン2022で堂々ヘッドライナーを務めるなど、彼らは単なるプログレッシヴ・メタルというサブジャンルの枠を超えて、メタル界を代表する存在となったといえる。

【写真を見る】ドリーム・シアターのライブ写真

日本武道館公演を含む大規模なジャパン・ツアーは、常に新しい地平線へと挑戦を続けるバンドの進化の瞬間を見届けるセレブレーションとなる。いよいよ日本上陸まで待ったなし。キーボード奏者のジョーダン・ルーデスが来日公演、そしてドリーム・シアターの現在を取り巻く環境について語ってくれた。

ー昨年のダウンロード・ジャパン出演に続いて単独ジャパン・ツアーが決定して、日本のファンはとてもハッピーです。

私も最高にハッピーだよ。ダウンロード・ジャパンの少し前まではコロナ禍でツアーを出来なかったし、日本公演が一度中止になっていたから(2020年5月に予定されたツアーが同年10月に延期、そして中止に)、戻ってくることが出来て本当にうれしかった。フェスの後にファン達と話して知ったんだけど、声出し自粛が求められていたんだってね。普段からモニターの音で歓声があまり聞こえないし、みんなマスクをしていたから分からなかったけど、すごいエネルギーが溢れていて、我々の音楽を楽しんでくれていることが伝わってきたよ。いつも出番の前はスケールやアルペジオなどのウォームアップをしているし、他の出演バンドを見ることは出来なかったけど、ヘッドライナーとしてステージに上がると、会場全体にアドレナリンが充満していた。

ードリーム・シアターはこれまでもサマーソニック”(2010年)やラウドパーク(2014年)あど日本のフェスに出演してきましたが、単独のライブをやるのとはどう異なるでしょうか?

ドリーム・シアターには“やらなければならない”ヒット・シングルはないし、自由にセット・リストを組めるというメリットがある。「ザ・スピリット・キャリーズ・オン」(『メトロポリス・パート2:シーンズ・フロム・ア・メモリー』収録)あたりは人気曲だし、プレイすると大歓声が起こるけど、毎晩やらなければならないわけでもない。フェスにはいろんなタイプの音楽を好きなお客さんが集まるから、ヘヴィな曲やプログレッシヴな曲、メロディックな曲など、バンドのさまざまな異なった表情を見せるようにしているよ。一方、単独ライブでは持ち時間に制限がないし、思い切った大曲やレアなサプライズ曲もプレイすることが出来る。もちろん、どちらでも最高のライブをお見せすることを約束するよ。



RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE