キム・ヒョンジュンが明かす、日本語でJ-POPを歌い続ける理由

ーそんなキムさんのニューシングル『花路』が完成しました。J-POPシーンのスーパースター・藤井フミヤさんとの共作になりますが、このコラボレーションはどのような流れで実現したんでしょう?

フミヤさんに関しましては、スタッフを通じて知りました。元々はアマチュアバンド大会出身のバンドでボーカルを務めていて、デビューした頃に東京ドームが完成して、そのステージに立ったというお話も伺いました。実際、そのライブ映像も探して観させて頂いたのですが、韓国のアーティストで例えると、シン・ヘチョルさんのような存在なのかなという印象を持ちましたね。シン・ヘチョルさんも大学歌謡祭でデビューされて、そのあとにN.EX.T(ネクスト)というバンドを結成しているんですけれども、韓国を代表するバンドになっているんです。そんなレジェンド的な存在であるフミヤさんに書いて頂いた歌詞には、そのキャリアの蓄積に裏打ちされる、モノを見る温かさが感じられました。こんなに素晴らしい歌詞を手掛けて頂いて、今回の来日ではフミヤさんが全国ツアー中でお会いできなかったんですけれども、いつか感謝の気持ちを直接お伝えしたいと思っています。

ーそんなフミヤさんが歌詞を手掛けた「花路」は、キムさんにとって初の桜ソングとなっているんですよね。

なので、今回は桜についてじっくり考えたんですが、桜は春に美しく咲いて、3週間ぐらいで美しく散っていきますよね。桜の花びらが“舞う”という表現もあるように、桜は春のはじまりを報せて、満開して人々を豊かな気持ちにさせて、そのあとの散る瞬間ですら人々に美しさを届ける。それがまさに桜の魅力なのかなと思いましたし、そんな桜のような曲をつくりたいと思ったんです。なので、皆さんには、この「花路」を聴きながら心を豊かにしてもらって、この曲が終わる瞬間まで美しさとしあわせを感じて頂きたいですね。



ー今回のシングルには、その桜の歌と共に卒業ソング「チャイム」も収録されています。自身ではどんな印象を持たれていますか?

それぞれどんな分野であっても何かを卒業する時期があると思います。そして、卒業という言葉には、別れをイメージする人もいるでしょうし、何かを終えて新しい道へ進んでいくイメージを抱く人もいるでしょう。なので、この曲「チャイム」も日本のファンやリスナーの皆さんそれぞれの卒業と重ね合わせながら、様々な気持ちを感じながら聴いてもらえたらなと思います。

ーでは、そんなニューシングル『花路』を届けたい、日本のファンやリスナーへのメッセージを最後にお願いします。

日本のファンの皆さん、日本の音楽が好きなリスナーの皆さん。コロナ禍でいろいろと制約のある時間を過ごされてきたと思うのですが、規制も緩和されてマスクという束縛から解放される流れになってきていますので、お互いの顔を見ながらたっぷりとコミュニケーションを取ってほしいと思います。そして、今回の『花路』を通じて春のはじまりを感じてもらって、2023年が皆さんにとって幸せで自由な人生を過ごせる1年になるよう願っています。



<リリース情報>

キム・ヒョンジュン
『花路』
2023年3月15日(水)リリース



Type-A
価格:2400円(税込)
CD+DVD デジパック仕様 6Pオリコミ
DISC1:CD
1. 花路
2. チャイム
DISC2:DVD
1. 花路 ーMusic Videoー
2. 花路 Special Interview & Making



Type-B
価格:2400円(税込)
CD+DVD・デジパック仕様・6Pオリコミ
DISC1:CD
1. 花路
2. チャイム
DISC2:DVD
1. 花路 ーMusic Videoー
2. チャイム Special Interview & Making



Type-C
価格:2600円(税込)
CD+24Pブックレット・スリーブケース
仕様・ブックレット24P
DISC1:CD
1. 花路
2. チャイム



Type-D
価格:1200円(税込)
CD+8Pブックレット・通常プラケース
仕様・ブックレット8P
DISC1:CD
1. 花路
2. チャイム

Kim Hyun Joong JAPAN OFFICIAL FANCLUB https://henecia.jp




Rolling Stone Japan 編集部

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