つばきファクトリーが語る、メンバー一人ひとりが輝ける場所だからできること

左から豫風瑠乃、河西結心、岸本ゆめの(Photo by Rika Tomomatsu)

つばきファクトリーが好調だ。昨年6月にリリースしたシングル「アドレナリン・ダメ/弱さじゃないよ、恋は/アイドル天職音頭」では、自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得。さらに、その収録曲「アドレナリン・ダメ」のミュージックビデオは公開から約9カ月という期間で300万回再生を突破し、今もまだその数字を伸ばしている。4月2日にはグループの中心メンバーとしてつばきファクトリーを牽引してきた浅倉樹々がグループを卒業することが決まっており、新たな変化のときを迎えようとしている。

【写真を見る】岸本ゆめの、河西結心、豫風瑠乃の撮り下ろしカットを見る

今回はグループ結成からのメンバー岸本ゆめのと、約1年半前に加入した河西結心と豫風瑠乃にご登場いただき、前回のインタビュー以降の振り返りと新曲のことを中心に、K-POPにはないハロー!プロジェクトのよさなど、多岐にわたって話を聞いた。

―前回インタビューしたのは1年3カ月前のことですが、しばらくお会いしない間に岸本さんが金髪になりました。それはブリーチした上に何か色を入れてるんですか?

岸本 初めて染めたのが12月頭のミュージックビデオを撮る前で、そのときはちょっと色を入れてたんですけど、その後もう一度ブリーチして、そのあとは何も入れてないです。ムラシャンしまくって、さらに落としていってます。白というか白金みたいな感じに近づけたくて。

―金髪はメンテが大変ですよね。

岸本 でも、髪質は変わらず、なんかいい具合に頑張れてます。あ、でも色々買いました。「髪ってこんなにお金かかるんだ!」って人生で初めて痛感しました。

―どうですか、こんな先輩の姿は。

河西 私が初めてお会いしたとき、岸本さんはまだ髪の毛が長くて黒髪だったんですよ。そこから比べるとすごく印象が違うんですけど、なんか今は金髪のほうが見慣れてるしカッコいいなって思ってます。似合ってます!

岸本 わお!

豫風 逆に黒髪の岸本さんを見たら「なんか物足りない」って思っちゃうかもしれない。

―全く違和感ないですよね。

岸本 よく言われますね、「1秒で見慣れた」とか「そんなに驚きがない」って。「前から金髪だったよね?」みたいな。
―確かにそんな感じはありますね。では、前回のインタビュー以降の話から振り返っていきたいんですけど、今、「アドレナリン・ダメ」のミュージックビデオの再生回数が伸びまくっていて。

岸本 そうですね。もうすぐ300万回にいきそうな(※取材時)。びっくりですね。つばきファクトリーのミュージックビデオって……まあ、時代もあると思うんですけど、8年前ぐらいのインディーズの頃だと20万回に満たない曲もあったりもするんですよ。なのに、300万回に届きそうな曲があるっていうのは、まずYouTube文化がすごいなって思うし、今いるメンバーだからこそだなっていうのはすごく感じてます。



―勢いでいうと過去1番じゃないですか?

岸本 そうですね。今、そこに新曲の「間違いじゃない 泣いたりしない」が追いつこうと頑張ってるところです。

―河西さんと豫風さんは自分たちが参加したシングルのミュージックビデオの再生回数がグイグイ伸びていることにどう感じていますか?

豫風 私は普段から自分が好きなアーティストさんのミュージックビデオを観ているんですけど、そういう曲も300何十万回再生とかになってて、そういうビデオを観る側じゃなく、観てもらう側になったことが嬉しいなって思いました。

―自分の好きなこの曲と自分たちの曲の再生回数が同じなんだ!っていう。

豫風 そうなんですよ。「え~!?」ってなりました。

河西 私は普段から自分たちの曲の再生回数を伸ばそうとミュージックビデオを何度も観ているんですけど……。

全員 あはは!

河西 (笑)。300万回再生にあと少しで届こうとしているということは、ハロー!プロジェクトのファンじゃない方々にも観てもらっている可能性があるので、これがつばきファクトリーを知っていただけるような1曲になったらいいなと思うし、もっともっと多くの方に聴いていただきたいなって思います。

―コメント欄を見ると、「この曲で初めて知った」みたいなのもありますよね。

河西 あります。

岸本 「バイト中に流れてたのが気になってあとで調べた」っていうコメントとか見つけるとめちゃくちゃ嬉しいですね。そういうのを見て、岸本テンション上がってます。

―オリコンでも初の1位を獲得しました。

岸本 しかも、「アドレナリン・ダメ」は作曲が中島卓偉さん、作詞が児玉雨子さん、編曲が炭竃智弘さんなんですけど、つばきがいつもお世話になっている制作陣なので、これまで素敵な曲をたくさんつくってきてくださった仲間と一緒に1位をいただけたという気もしていて、それがまた嬉しかったです。

―作家の方々に対しても仲間意識みたいなものをもっているんですね。

岸本 勝手に私が感じてるだけなのかもしれないですけど、最近は番組でご一緒したりお話する機会を作っていただいたりして、コミュニケーションを取れることが増えていることもあって、勝手により近い存在に感じています。

―作家の方と実際に話す機会があることで曲に対する理解は変わってきますか。

河西 そう思います。作家さんとお話をすることで、作家さんが歌詞に込めた思いとかを聞けたりするので、それをパフォーマンスに活かせるようにしたいなっていう気持ちになりますし、すごくありがたいなって思います。

岸本 遠い存在の方というより自分たちの知ってるお兄さんお姉さんが作ってくださった曲という感じ方にちょっと変わってきてます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE