イーロン・マスク、下半身露出し客室乗務員にセクハラ? 本人は否定

イーロン・マスク。2020年9月25日、カリフォルニア州ロサンゼルスにて(Photo by zz/Wil R/STAR MAX/IPx)

現地時間19日、宇宙開発企業スペースXのCEOでもあるイーロン・マスクが、同社の客室乗務員から訴えられていたと報じた。Business Insiderによれば、2018年に性的不適切行為で訴えられた訴訟の示談金として、マスクが乗務員(実名は明かされていない)に25万ドルを支払ったことが書類に記されている。

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この乗務員は、スペースX所有の社用機の契約乗務員だったと見られる。Insiderが行ったインタビューと入手した書類によれば、マスクは下半身を露出し、本人の同意なく彼女の足にこすりつけ、マッサージをしてくれたら代わりに馬を買ってやると言われた、と乗務員は主張していた。

2016年に発生したと見られる事件の情報は、乗務員の証言の裏付けとして準備されていた匿名友人の宣誓書に記載されていた。Insiderが入手した追加書類には、友人から提供されたメールやその他記録も含まれている。

Insiderによれば、宣誓書には乗務員が友人に語った話として、勤務の後マッサージの資格を取得するよう上司から勧められた、と記載されている。表向きはマスクにマッサージをするのが目的だった。乗務員によれば2016年に専用キャビンでマッサージをしていた際、「全身マッサージ」中にマスクから提案を受けた、と友人に語ったようだ。乗務員がキャビンに入ると、マスクは「下半身を覆うシーツ以外は完全に全裸」で、その後、マッサージを要求したという。

ローリングストーン誌のコメント取材要請に対し、スペースXの代理人からはすぐに返答は得られなかった。マスクは「この話には先がある」と、メールでInsiderに答えた。

「もし私にセクハラ行為の気があったとしても、30年のキャリアの中で今回初めて表ざたになったのは不自然だ」と彼はメールに書き、この話を「政治的意図で書かれた記事」と呼んだ。また木曜夜にはTwitterでも疑惑に触れた。「私に対する攻撃は、政治的観点で見なくてはいけない」と彼は書いている。「これは彼らの(卑劣な)常套手段だ――だがどんな手を使っても、私が明るい未来や言論の自由のために戦うことを妨げることはできない」



乗務員の友人はInsiderとの取材で、乗務員から「太ももを触られながら、馬を買ってやると言われた。ある種の性的行為と引き換えに賄賂を申し出たようなものだ」と聞かされた、と主張した。

宣誓書には、申し出を断った乗務員が「売春婦に成り下がるのを拒んだせいで、のけ者にされ、罰せられている」と感じた、と記載されている。

Translated by Akiko Kato

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