米州知事、レイプ被害者にも「中絶禁止」は適用されると発言

米ネブラスカ州のピート・リケッツ州知事(Photo by Gwyneth Roberts/Lincoln Journal Star via AP)

人工妊娠中絶の権利を認める「ロー対ウェイド判決」が米最高裁判所で覆った場合、ネブラスカ州のピート・リケッツ州知事(共和党)は州内での中絶禁止を望んでいる。しかも、性暴力被害者にも適用するつもりだ。

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CNNの番組『ステート・オブ・ユニオン』で司会者のダナ・バッシュ氏は、リケッツ州知事も支持している「トリガー法」可決に向けた動きについて尋ねた。トリガー法とは最高裁判決が覆れば連動して州内の中絶を禁止する州法で、最高裁の判決草案が先日漏洩したことを考えれば、可決は目前に迫っているとみられる。

「ネブラスカ州ではいわゆるトリガー法が制定されていません。ですがご存じのように、かつて可決に向けた動きがありました」とバッシュ氏は現地時間15日、リケッツ州知事とのインタビューで述べた。「先月もわずか2票差で否決されました。ご自身も可決を望んだ中絶禁止法は、レイプや近親相姦などの例外を一切認めていませんでした」

その後司会者はこう尋ねた。「ネブラスカ州では、レイプされた若い女性に妊娠を全うすることを義務付けるべきだとお考えですか?」

これに対しリケッツ州知事は、「ネブラスカ州はプロライフ派です。受胎した瞬間から生命が宿ると私は考えます。その場合も赤ん坊です。ロー対ウェイド判決はとんでもない憲法判断でした。もしこれが最高裁で覆れば、そうなると願っていますが、ここネブラスカ州では出産前の胎児を保護するためにさらなる措置を講じるつもりです」

「レイプや近親相姦の場合もですか?」とバッシュ氏はずばり尋ねた。

「それもやはり赤ん坊です。ええ、赤ん坊に変わりはありません」と、共和党知事は答えた。

次にバッシュ氏は、最高裁でロー対ウェイド判決が覆ったあかつきには臨時州議会を招集して中絶禁止法を目指すつもりかと尋ねた。ロケッツ州知事は「当然、そうすると思います」

オクラホマ州のケヴィン・スティット州知事もレイプや近親相姦も例外としない中絶禁止法の支持を表明した。

「ネブラスカ州ではいわゆるトリガー法が制定されていません。ですがご存じのように、かつて可決に向けた動きがありました」とバッシュ氏は現地時間15日、リケッツ州知事とのインタビューで述べた。「先月もわずか2票差で否決されました。ご自身も可決を望んだ中絶禁止法は、レイプや近親相姦などの例外を一切認めていませんでした」

その後司会者はこう尋ねた。「ネブラスカ州では、レイプされた若い女性に妊娠を全うすることを義務付けるべきだとお考えですか?」

これに対しリケッツ州知事は、「ネブラスカ州はプロライフ派です。受胎した瞬間から生命が宿ると私は考えます。その場合も赤ん坊です。ロー対ウェイド判決はとんでもない憲法判断でした。もしこれが最高裁で覆れば、そうなると願っていますが、ここネブラスカ州では出産前の胎児を保護するためにさらなる措置を講じるつもりです」

「レイプや近親相姦の場合もですか?」とバッシュ氏はずばり尋ねた。

「それもやはり赤ん坊です。ええ、赤ん坊に変わりはありません」と、共和党知事は答えた。

次にバッシュ氏は、最高裁でロー対ウェイド判決が覆ったあかつきには臨時州議会を招集して中絶禁止法を目指すつもりかと尋ねた。リケッツ州知事は「当然、そうすると思います」



Translated by Akiko Kato

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