プロコル・ハルムの中心人物、ゲイリー・ブルッカーが76歳で死去

ゲイリー・ブルッカー、1974年撮影(Photo by Michael Putland/Getty Images)

プロコル・ハルムの中心人物で、1967年の名曲「青い影」(原題:A Whiter Shade of Pale)を共同作曲・歌唱したゲイリー・ブルッカーが2月19日に自宅で亡くなった。死因はがん。享年76。バンドの公式サイトで明らかになった。

英ロンドン生まれのブルッカーは、前身バンドのパラマウンツを経て、1966年に作詞家のキース・リードとともにプロコル・ハルムを結成。ブルッカーが共同作曲、ピアノ、リード・ヴォーカルを担当した翌年のデビュー曲「青い影」(原題:A Whiter Shade of Pale)は世界的大ヒットを記録。同曲はローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高の500曲」で271位にランクインしている。

その後もブルッカーは、1977年にバンドが解散するまで多くの楽曲をリードと共作。解散後はソロ活動の傍ら、エリック・クラプトンのバンドに参加し、ジョージ・ハリスンやリンゴ・スターと共演。アラン・パーソンズ・プロジェクトの作品にゲスト参加もしている。プロコル・ハルムは1991年に再結成し、アルバムを発表しながらツアー活動を行った。ブルッカーは2003年、チャリティ活動が評価されてMBE(大英帝国勲章5等勲爵士)を授与されている。

From Rolling Stone US.

Translated by Rolling Stone Japan

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