THE KING OF ROOKIEが語るロックンロール、個性はバラバラだけど音楽で繋がる絆

―では、今回のアルバムについてお伺いします。僕はこのアルバムを初めて聴いた時に「これはライブを観に行かなきゃいけないやつだ!」と思ったんですね。で、ライブのスケジュールを確認したら行ける日時のものがあったのですぐに観にいったんです。そのくらい良い意味でのライブ感と、このバンドのライブの良さを感じさせる作品だと思ったんですが、全曲一発録りで行われたということなんですね。

鈴木琳:元々一発録りしかしたことがなくって。銀杏BOYZのDVDを観てたら一発録りでやっていて、自分たちのバンドでもこういう方が良いんじゃないかと思いましたし、周りの人からもその方が合ってると言われて、今回はその方法を選びました。

―しかも2日間という短期間で全曲レコーディングしたんですよね。

ヒロム:1曲あたり2、3回だけ演奏したという感じです。

―その勢いがアルバムに反映されていると思いましたし、ライブの力があるからこそできたのだと思いました。他に聴いていて感じたのは、4人がそれぞれ目立っていることです。テクニカルに目立つというよりは、それぞれの個性や主張が音としてすごく届いてきます。実際ライブでも、もちろんフロントマンとしてのボーカルの存在というのはあるんですけど、4人全員目立っていてそれぞれに目と耳を持っていかれました。

鈴木琳:ライブでは「全員主人公」みたいな感じでやっているので、そういうところがこのアルバムでも出せたかなと思います。

―曲作りはどんな感じでやっているんですか。

鈴木琳:曲を作る時はPCとかじゃなくて、それぞれが弾き語りとかで作ってきたものを合わせて作るスタイルです。こういうのが自分たちには合っていると思いますし。今回のアルバムでは、基本自分が弾き語りで作ったものをみんなが聴いてスタジオで編曲していく感じです。

ヒロム:歌詞に関しては世界観がすごいから特に何か言ったり変えたりということはないですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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