米高校乱射、容疑者の少年の両親が出廷拒否でスピード逮捕

イーサン容疑者は無罪を主張

クランブリー夫妻は事件の数日前にも学校職員と面談していた。イーサンが「血まみれ」「考えが止まらない、助けて」という文字を添えた銃と射殺体のイラストを描いているのを、他の教師が見つけたためだ。

事件の数時間前の面談で、クランブリー夫妻は学校側から48時間以内に息子にカウンセリングを受けさせるよう言われた。だが両親がその日のうちに息子を学校から連れ出すことに「抵抗」したため、イーサンはそのまま校内に留まった。イーサンがすでに父親の銃を所有していたかどうか、誰も問いたださなかった。のちに父親のジェームズは、銃が寝室のカギのない箱に置きっぱなしだったことを認めたという。

「乱射事件の犯人は校内に侵入して引き金を引いた人物ではありますが、他にも11月30日の事件に加担した人物がいます。私は彼らの責任も追及する所存です」とマクドナルド検事は金曜日にこう述べた。「銃所持は権利です。そうした権利には大きな責任が伴います」

検察いわく成人として裁判にかけられるイーサン・クランブリー容疑者は、4件の第1級殺人罪と7件の殺害目的での暴行罪、1件のテロ行為罪を含む24件の重罪に問われている。容疑者は弁護士を通じて、全ての罪状で無罪を主張した。有罪が確定すれば、イーサンには終身刑が求刑される。

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from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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