Juice=Juice、金澤朋子卒業公演で魅せたそれぞれの明るい未来

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「Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル」が、2021年11月24日に横浜アリーナにて開催された。ここではオフィシャルライブレポートを掲載する。

Juice=Juice 金澤朋子の卒業コンサートが11月24日に横浜アリーナにて開催され、金澤が同公演をもってグループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。

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2013年のグループ結成時からオリジナルメンバーとして約9年間活動し、2019年からはリーダーとしてグループを支えてきた金澤。今回の卒業理由は自身の療養に専念するためだが、金澤本人の強い意志により卒業の場にJuice=Juiceのコンサートが選ばれた。当日は新型コロナウイルス感染予防対策がとられた上で約6500人を動員。さらにライブの模様はひかりTVにて生配信され、全国47都道府県の映画館でライブビューイングも実施された。

Juice=Juice にとって横浜アリーナでの単独ライブはこれが初。また現体制10人による最初で最後のステージということもあり、当日はソーシャルディスタンスを確保しつつも満員の体制に。金澤のメンバーカラーであるりんご色(赤)のペンライトの光で広大な観客席が埋め尽くされた中、1曲目「イジワルしないで 抱きしめてよ」では階段ステージを縦に活かしたフォーメーションで華やかな登場ぶりをみせた。2 曲目には金澤ラスト参加シングルからの新曲「Future Smile」。金澤は最初のMCで「ドッキドキなんですけども、その分気合い充分です」とリーダーらしい公演アナウンスで進行していく。



前半ブロックは、新メンバー以外の7人が5曲連続で演じ上げ先輩の背中を見せていった。歌唱面でもダンス面でも互いに切磋琢磨し、全体のレベルを高めていく姿がありありと見えるのが現在のJuice=Juiceだ。「Va-Va-Voom」で大人の魅力を見せたあとは「好きって言ってよ」を切なく歌い上げ、「素直に甘えて」では艶やかな歌唱の共演で盛り上げた。「ポツリと」では《今何を思ってるの》と今回のシチュエーションにオーバーラップする歌詞がグッと胸に迫る。また、初パフォーマンスとなった「プラスティック・ラブ」については金澤がのちのMCで「私の思いも継いで、後輩たちに新曲を歌ってほしいなと思いました」と振り返った。

Rolling Stone Japan 編集部

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