つばきファクトリーが語る、各々の個性をメンバー自身で徹底分析、つばきの本質とは?

「個性があるからこそいろんな楽曲を表現できている部分もある」(岸本)

―今の話を聞いてどうですか?

岸本:幼い頃からダンスをやりながら育ってきて、つばきのなかでもダンス面で引っ張ってくれている秋山眞緒ちゃんがこういう割り振りにしたっていうのが大人だなというか、ちゃんとグループのことを考えているんだなと思いました。自分の得意なジャンルだけじゃなくて、すべてを身につけて表現することを選んでいることがグループの一員としてカッコいいと思います。

秋山:……うれしい。

全員:あはは!

秋山:がんばろっ!

―マスクをしているので目しか見えないですけど、ニッコニコなのが伝わってきますよ。

秋山:もう、めっちゃ笑ってます! ほっぺたの筋肉、めっちゃ痛いです(笑)。

―あはは! では、ラスト、岸本さんお願いします。

岸本:私、こうでありたいという理想と現状の2パターンを考えていて。

―では、現状からお願いします。

岸本:現状は、歌=2、ダンス=1、個性=7、です。

秋山:おお~。

―個性=7。

岸本:はい。歌はファンの方から褒められることが増えてきたんですけど、まだまだ足りてないなと思っています。あと、今、ダンスは時代的に注目されていて、ダンスに重きを置いているグループやアーティストもいっぱいいらっしゃって、全体的にダンスのレベルが上がっている中で考えると、自分たちのレベルは低いのかなって。特に私はダンスが苦手だし、まおぴん(秋山)はつばきファクトリーでは自分のダンスを表現しきれてないんだろうなっていつも申し訳なく感じているから、周りがもっと追いつかなきゃいけないと思っていて。

秋山:いやいやいや。

岸本:あと、つばきファクトリーはハロー!プロジェクトの中でもパフォーマンスが一番に求められるグループではなかったんですよ、新メンバーが入るまでは特に。どっちかというと、ファンの方もそれぞれの個性とかキャラクターを好きになって、ついでに曲を聴く、みたいな人の割合が高くて。本当はもっと歌とダンスの点数を上げたいんですけど、個性があるからこそいろんな楽曲を表現できている部分もあるんです。歌が上手いというのとは違うんですけど、すごくかわいい歌声で曲を引っ張っていけるメンバーがいたり、これまでの楽曲も切なさとかロックっぽさとかエモーショナルな感じを各メンバーの個性で表現してくれてたので、個性の点数を高くしました。


岸本ゆめの(Photo by Rika Tomomatsu)

―今の話はどうですか。

秋山:私的にはめちゃめちゃ納得というか、これが今の現実だなと思いました。

―では、理想をお願いします。

岸本:理想は、歌=4、ダンス=4、個性2、です。

―その心は?

岸本:ここから個性が下がることはないという前提で、それを歌とダンスが超えてくれたらいいなと思っています。ダンスが流行ってるから、K-POPが流行ってるからそのマネをしたいわけではなくて、歌とダンスのレベルは常にみんなで上げていかないといけないと思ってます。

秋山:私も理想としては歌とダンスのパフォーマンスで見せられるグループになれたらいいなとはずっと思っています。これからできることは本当に山ほどあるし、「今日は疲れたし何もやりたくない」っていう日もいっぱいあるんですけど、それに負けちゃいけないし、どれだけ弱い自分に勝てるかがこれからは大事になってくると思います。

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