つばきファクトリーが語る、各々の個性をメンバー自身で徹底分析、つばきの本質とは?

つばきファクトリー:左から河西結心、秋山眞緒、岸本ゆめの、福田真琳(Photo by Rika Tomomatsu)

つばきファクトリーがトリプルA面シングル『涙のヒロイン降板劇 / ガラクタDIAMOND / 約束・連絡・記念日』をリリースした。収められているのは河西結心、八木栞、福田真琳、豫風瑠乃という4人の新メンバーが加入してから初となる新曲だが、新人離れした繊細な表現で4人はグループに新たな風を吹かせている。

【写真】つばきファクトリーの岸本ゆめの、秋山眞緒、河西結心、福田真琳

つばきファクトリーはこれがRolling Stone Japan初登場。そこで、グループの根本を探るべく事前にとある質問をインタビューの参加メンバー4人、岸本ゆめの、秋山眞緒、河西結心、福田真琳に投げかけた。そして、時間をかけてじっくり考えてもらった上でインタビュー当日に回答してもらうという形をとった。結果として、今回の新曲をきっかけに彼女たちに興味を持ったような新規リスナーにとって入り口になるような内容になったと思うので、じっくり読んでもらえるとうれしい。

―まず、とんでもない実力を持った新メンバーが加入しましたね。

岸本ゆめの:いやぁ、本当にそうなんです! 新メンバーオーディションの開催中からメンバー同士で「すごい子が入ってきてほしい」っていう話はしてたんですよ。

秋山眞緒:うん。

岸本:ソロパートとか歌割りを新メンバーに全部持っていかれてもいい、私たちの歌割りがゼロになってもいいって思えるぐらいの子が入ってきてくれたらうれしいって話をしてて、本当にそのとおりになったというか、ポテンシャルの高い4人が入ってきてくれたので、もちろん焦りはめちゃくちゃあるんですけどうれしいです。

秋山:最初に会ったときのイメージはみんなおとなしくて、「あまり声も出ないのかな?」と思ってたんですけど、リハーサルで歌を聴いたら「こんなに歌えるの……!?」みたいな。一般応募で加入した子が3人いるんですけど、「どこでそんな歌を覚えてきたの? 私にも教えて!」っていうぐらいの実力があって、「もっと頑張らなきゃ」って火がつきました。

―じゃあ、今はグループ内が活性化している状態ですか。

岸本:つばきファクトリーは結成からメンバーの追加なしで活動してきたので、よくも悪くもちょっとなあなあになってた部分があったと思うんですよ。メンバー間のライバル心が薄れてるというか。でも、新メンバーが入ってきてくれたことによってみんなメラメラできてると思います。

―さっきから新メンバーのおふたりは先輩たちの言葉に恐縮して首を振りっぱなしですけど。

岸本&秋山:あはは!

河西結心:先輩方がそういうふうに思ってくれていたというのがうれしいですし、新メンバー同士でも先輩方に負けないように歌やダンスを成長させていきたいねっていう話はしているので、みなさんに追いつけるように頑張りたいなと思いました。

福田真琳:私もそういうふうに新メンバーを見ていただいていたことがうれしいですし、グループの雰囲気を高められるような力をもったメンバーになれるように努力したいと思います。

―歌が上手いのはもちろん、いい声をしていますよね。

岸本:4人とも本当に声がステキで、おしゃれというか、なんて言い表したらいいのか難しいんですけど、現代寄りというか、一人ひとりがアーティストの声をしていて、それだけで楽曲の完成度が上がってると思います。今回のシングルで言うと、「涙のヒロイン降板劇」の洋楽っぽいメロディに最初からついていける声を持っているし、しっかりアプローチできていて。この曲はこれまでのつばきファクトリーじゃ歌えなかったと思うし、新メンバーが入ったことで大人っぽい曲が歌えるようになるってなかなかないことじゃないですか。それがすごいと思います。

―たしかに。秋山さんはどう感じていますか?

秋山:私も新メンバー4人の歌声が入った完成版を聴いたときに、最初のひと声から「え!? この声、誰?」と思ったら新メンバーで、表現の仕方でこんなに驚いたことは今まであまりないですね。

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