「リトル・ミックスは永遠だから」独占インタビュー、涙で振り返る10年の歴史

10年間のハイライト、来日時の想い出

ーこれらのヒット曲や出来事を振り返って、この10年間で最大のハイライトと言えば何でしょう?

ペリー:私は「Shout Out To My Ex」だと思うな。予想を遥かに超える特大ヒットとなったし、この曲はずっと聴き継がれるんじゃないかな。エイジレス、タイムレスに色褪せず。いつの時代も誰もが共感できるポップソングなのだと思う。


「Shout Out to My Ex」(2016年)は全英チャート3週連続1位を獲得。「ムカつくけど、私を強くしてくれた元カレよ、ありがとう!」と歌うガールズ・アンセム

レイ・アン:私にとってのハイライトは、リトル・ミックスとして世界中を旅したことかな。世界各地を訪れて、素晴らしい体験をすることができた。うん、それが一番大きかったと思うな。

ジェイド:私も他のふたりと同感で、アルバム『Glory Days』の頃の体験が、とりわけ素晴らしいものだった。世界中を訪れることができて、初めて行った国も多かったし、日本はもちろん、東南アジアやオーストラリア、アメリカにも行ったわよね。あとそうだ、去年なんだけど、初めてブラジルに行ったのもハイライトかな。初めて南米のファンと対面することができた。一度も行ったことがない国なのに何千人というファンが待っていてくれて、私たちの名を叫んでくれていた。あの時の様子は今でも脳裏に焼きついている。

レイ・アン:そう言えば、初めて日本に行ったときのことも覚えてる? ビックリしたわよね〜、すっごく多くのファンに出迎えられて(笑)。


2013年、リトル・ミックス初来日時の模様を記録した「Tokyo Diaries - Episode 1」

ー来日時の想い出で特に印象に残っていることはありますか?

ジェイド:みんなでコスプレしてカラオケに行ったのを覚えてるわ。お店の中でクラブのフロアと繋がっていて、私たちの歌っているところから、ダンスフロアが見下ろせるようになっていた。そこで私たちの曲が掛かったり、ファンが手を振ってくれたりして、「ジェイド〜!」とかって名前を叫んで(笑)。頭上を見上げると大きなモニターがあって、信じられないほどユーフォリックだった。ちょっぴり飲んでたのは確かだけど(笑)。でも、あんなに楽しかった想い出は他にはないかな。

ペリー:私は東京から大阪に新幹線で行った時だったと思うけど、信じられないくらい大勢のファンに囲まれたのを覚えているわ。“ジャスティン・ビーバーになった気分よね”とか言って私たちは顔を見合わせていた。とにかくビックリした。日本にあんなに大勢のファンがいてくれたことにも驚いたし、日本って本当にマジカルな国じゃないかと思うの。世界中で日本が一番好きなのは3人とも共通しているんだけど、日本のレーベル関係者やファンも最高だし、それに食べ物や文化など、どれを取っても最高。もしどこにでも住んでもいいって言われたら、私は迷わず日本を選ぶ。それくらい本当に日本が大好きなの(笑)。

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