ガンズ・アンド・ローゼズ伝説「デヴィッド・ボウイを殴った」

アクセル・ローズ(Photo by Ke.Mazur/WireImage)

ガンズ・アンド・ローゼズ。彼らの歴史はセックス、ドラッグ、ケンカ、暴動、コカイン、臨死体験、女性からの平手打ちに彩られてきた。破天荒なエピソードは数知れず。今回はそのなかから、アクセル・ローズがあのレジェンドを殴ったときの話を紹介しよう。

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事件が起きたのは1989年10月10日。ハリウッドのクラブ「キャットハウス」で「It’s So Easy」のミュージックビデオを撮影しているときのこと。酔った状態で現場に現れたボウイは、アクセルの恋人であるエリン・エヴァリーに只ならぬ関心を示して口説き始めた。その光景を見たアクセルは激怒。シン・ホワイト・デュークにパンチを食らわせ、セットから追い出したのだ。

その後、ボウイはすぐに謝罪。ふたりはチャイナ・クラブへ繰り出し、夜通し飲み明かしたという。アクセル・ローズの短気は多くの敵を作ってきたが、ボウイとは和解して友だちになることができた。


ちなみに、スラッシュの母親であるオラ・ハドソンは著名な衣装デザイナーで、ボウイのシン・ホワイト・デューク期や主演映画『地球に落ちて来た男』の象徴的なコスチュームも手がけてきた。スラッシュは2012年のインタビューで、彼が8歳の頃に「母親とデヴィッド・ボウイが一緒に裸でいるのを目撃した」と回想している。

「俺のおふくろは、最初はプロとしてデヴィッド・ボウイと組んでいた。それが気づくとミステリアスなロマンスに発展したんだ。あの時期デヴィッドは我が家にずっと出入りしていて、当時はいろんなことが起きていた。でも、8歳で理解できることには限界がある。今なら、あのとき何が起きてたのかはっきりわかるけど」

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