米・第54回スーパーボウル中の性的人身売買で男が有罪

米司法省は、コネチカット州に住むエドワード・ウォーカー被告(48)を、2020年マイアミで行われた第54回スーパーボールの最中に女性2人と17歳の少女1人に売春を強要した性的人身売買の罪で、2021年10月22日に有罪としたことを発表した。

被告は終身刑が確定しており2022年1月6日に判決が言い渡される模様。

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ウォーカー被告は、少女1人を含む女性3人を、第54回スーパーボウルが開催された週末にコネチカットからマイアミへ連れて行き、「商業的性行為」に従事させたとされる。司法省の発表では「マイアミにいる間中、ウォーカーは感情的、心理的、そして経済的に、被害者の女性らに対し客を取らせ、セックスの対価として金銭を要求することを強要した」と述べられた。

またウォーカー被告は、同月にシカゴで開催されたNBA のオールスターゲームや、ニューオーリンズ・マルディグラでも同じ女性らに対し「さらなる性的搾取」をしようと計画していたことが明らかになっている。

ウォーカーは2020年2月7日、FBIの児童搾取・人身取引防止タスクフォースと地元警察当局の共同捜査により逮捕された。例年、スーパーボウルやケンタッキーダービーといった大きなイベントの最中は性的人身売買の件数が増える時期と言われているが、FBIはこうした噂について認めておらず、「ある都市や地域における人身売買の蔓延を判断するための信頼に足るデータは存在せず、また同様に、大規模な全国的イベントを取り巻く人身売買が増加しているというわけでもない」と発表している。

From:Man Found Guilty of Sex Trafficking During Super Bowl LIV


Translated by Kazuhiro Ouchi

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