米航空会社のパイロットがワクチン義務化に反対、「接種か退職か」強要されたと主張

パイロットたちが病欠ストライキを画策したという証拠はない

ワクチン接種の義務化に反対する目的で、パイロットたちが病欠ストライキを画策したという証拠はない。FAAはフライトのキャンセル理由についてコメントし、悪天候およびコロナウイルスによるジャクソンビルのコントロールセンターでの人員不足が原因であると説明した。サウスウエスト航空のパイロット組合も噂を否定し、次のようなステートメントを発表している。「最近決定されたワクチン接種の義務化の方針やその他に起因し、事業の運営妨害や病欠ストライキが行われたという事実はありません。RLAに基づき、我々の組合はこういった状況下で、個人の目的を達成するためにストライキ等の行動を起こすことを禁止されています。SWAPAはこれまでも、そしてこれからもそういった行動を容認しません」

9月には米軍の空軍パイロット27名が、ワクチン接種の義務化に抗議する目的で基地を後にしたという噂が流れたが、これはデマであることが立証された。その噂が広まった原因は、極右の活動家たちがTwitterで拡散し、最終的に110万回以上再生された動画だった。

ウォーカーの動画を拡散し、ワクチン接種の義務化への抗議を目的とした病欠ストライキによってフライトがキャンセルされたというフェイクニュースを広める保守派の活動家たちにとって、証拠の有無は重要ではないに違いない。

【関連記事】「反ワクチン派は気が触れている」クイーンのブライアン・メイがクラプトンを批判

from Rolling Stone US

Translated by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE