極悪ポルノ男優が法廷でウインク、裁判所に現れた謎の女性と「狩場」の実態

「ジェレミー被告を証言台に立たせるかどうかまだ決めていない」

「被告は(女性たちを)あそこへ閉じ込め、もっとも無防備な場所、他の人たちから離れた場所、自分たちしかいない場所で暴行していました。バーは賑やかで、誰も助けには来れない状態でした」とマルティネス検事補。

ジェレミー被告は2004年6月、カリフォルニア州サンタクララで行われたレイヴパーティで15歳の少女に性的暴行を働いた罪にも問われている。被告は少女を楽屋に招いた後、「クールなものを見たいか」と尋ねた。

「彼は私のおなかに腕を回し、それから少し上に持ち上げて、同時に別の手を私の――私の性器に入れました。私は身動きできませんでした」と、現在30代の被害者女性は大陪審で語った。

「私は彼を引き離そう、押しのけようとしました」と彼女は当時を振り返った。「彼は――私がそうしている間も、私の首に吸い付いていました」

ジェレミー被告は長年ポルノ業界では引っ張りだこで、リアリティ番組『The Surreal Life』や1999年の青春コメティ『デトロイト・ロック・シティ』などに出演し、異業種でも誰もがうらやむ成功を収めていた。

2017年、ローリングストーン誌は十数人の女性に取材。彼女たちの話では、ジェレミー被告は自他ともに認めるもっとも有名なポルノ男優という地位を悪用して、ファンや同業者を追い詰めては性的暴行し、なんのお咎めも受けていなかったそうだ。

ゴールドファーブ弁護士は12日、弁護側の尋問でジェレミー被告を証言台に立たせるかどうかまだ決めていない、と述べた。

「状況次第です。実際問題、もし彼が証言することになれば、一生分の質問が待ち構えていますから」と、同氏はローリングストーン誌に語った。「これらの出来事の多くは10~15年以上前に遡ります。彼は今まで数千人の女性たちと顔を合わせてきました。彼にとっては、15年前の人物を見分けることも困難です」

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from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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