引退発表のデイヴィッド・リー・ロス、スティーヴ・ ヴァイとの共演劇を振り返る

スティーヴ・ ヴァイ、デイヴィッド・リー・ロス


ロスは10代の頃にRed Ball JetsというR&Bグループでキャリアをスタートしたが、才能が開花したのは1974年にエディ・ヴァン・ヘイレンやアレックス・ヴァン・ヘイレンと組んでからだった。10年後、彼はバンドと決別。ちょうどヴァン・ヘイレンが『1984』の爆発的ヒットでMTV時代の最大級バンドとしての地位を確立したころだ。2年後にはギタリストのスティーヴ・ヴァイを迎えたソロLP『Em and Smile』をリリースした。

2人は1986年8月、ベーシストのビリー・シーン、ドラマーのグレッグ・ビソネット、キーボード奏者のブレット・タグルとともにツアーを敢行。ステージはソロ楽曲満載で、ヴァン・ヘイレン時代の楽曲は少なかったが、それでも「アンチェインド」「パナマ」「エヴリバディ」「エイント・トーキン・アバウト・ラヴ」「ジャンプ」を披露した。今回紹介するのは、1986年9月デトロイトのコボ・アリーナ公演でファンが撮影した「ジャンプ」の映像だ。

ツアーは大成功に終わったが、彼の勢いは90年代初頭に急停止し、2007年にヴァン・ヘイレンに再加入するまで回復しなかった。この時点で真剣に引退を考えていたかどうかは知る由もないが、彼がラスベガスのステージでキャリアに幕を下ろすのは残念だ。1年前にギタリストの代名詞エディ・ヴァン・ヘイレンが他界して以来、特大追悼コンサートのうわさが流れている。もし実現すれば、現存する新旧バンド全員が顔をそろえることになるだろう。もしその頃デイヴィッド・リー・ロスが「引退」していたとしても、一夜限りの復活を果たすしかなさそうだ。

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From Rolling Stone US.

Translated by Akiko Kato

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