レッチリ再始動はどうなる? ジョン・フルシアンテと演奏した「By the Way」を回想

今回ご覧いただくのは、2007年7月3日ポーランドのホジェフで行われた公演の『By the Way』の映像。ひきの映像をじっくり見ると、キーボードにジョシュ・クリングホッファーの姿がある。彼はキーボードとギター、バックコーラスの助っ人としてツアー中に起用され、フルシアンテが脱退するとリードギタリストに昇格した。だが2019年にフルシアンテが復帰すると、解雇された。

「まさに生きた心地がしなかった」。バンドから解雇の知らせを聞かされた直後、彼はローリングストーン誌にこう語った。「だけど、死の淵から立ち上がって、その後一生生き長らえるなんて経験はめったにあるもんじゃないだろ?」

あの当時かなり痛手を負った彼は、以来パール・ジャムでプレイし、2007年チリ・ペッパーズでプレイした時のように代打としてパール・ジャムの『Gigaton』ツアーをサポートした。去る週末には、オハナ・フェスティバルでキングス・オブ・レオンが家庭の事情で出演をキャンセルしたのを受け、エディ・ヴェダーが結成した即席バンドでチャド・スミスとも共演を果たした。レッチリから追い出されたのは理想的な筋書きではなかったかもしれないが、間違いなく彼も頑張っている。

一方のレッチリは、フルシアンテを迎えて新作を制作していたところへパンデミックが発生。この1年半、表舞台に出ることはほとんどなく、近況については何もわかっていない。おそらく来年夏にツアーが始まるまでには、準備も整うことだろう。

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From Rolling Stone US.

Translated by Akiko Kato

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