テキサス州知事、レイプや近親相姦被害者に対しても中絶禁止法例外を認めない方針

左から、テキサス州グレッグ・アボット知事、FOXニュース・ジャーナリストのクリス・ウォレス氏

FOXニュースのジャーナリストであるクリス・ウォレス氏とテキサス州グレッグ・アボット知事のテレビ対談が2021年9月26日に放送され、レイプや近親相姦被害者への中絶禁止法の例外的対応を認めないのか、アボット知事に対し質問を繰り返した。

9月に施行された中絶禁止法は、ほとんどの女性がまだ妊娠に気づくこともない妊娠6週間以降の中絶を禁じるもので、妊娠6週間以降の中絶に関与したあらゆる人間に対し、それとは関係ない一般市民が訴訟を起こすことで法廷報奨金を得ることができる内容になっている。医療関係者や、中絶希望者を病院まで運んだ他人までもが訴訟の被告となりうる。

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ウォレス氏は、レイプの被害者に対し、「妊娠しているかどうかもわからない6週間の猶予しか与えていないこと」に言及。さらに、アボット知事が過去に、レイプ等の性犯罪を犯したものへのさらなる厳罰化を掲げたことについて触れ、「『テキサス州からレイプという犯罪自体を撲滅するから問題ない』と語るのは正しいと言えるのか?」と繰り返し追求した。

Translated by Kazuhiro Ouchi

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