シライシ紗トリが語る楽曲制作の裏側「楽しくやるための労力は惜しまない」

ージャケットの画像は、シライシさんを描いているんでしょうか?

イラストレーターさんに頼んで僕の似顔絵を描いてもらいました(笑)。

ーなぜ鳥なんでしょう? 「BIRD」だからですか?

なぜかな(笑)? 鳥がよく関連してるのかな? 鳥ネタ多くない? みたいな事を言われたりとか(笑)。SMAPの「freebird」もそうですし、僕自身の名前にトリが入ってるから?とか(笑)。意識してないんだけど随分とそういうのがあって。とうとう自分がそれに洗脳されたみたいな(笑)。とても気に入っているイラストです。


「BIRD」ジャケット写真

ーお話を聞いていて、良い意味ですごくラフというか、変なところへのこだわりがないという印象を受けました。

あー、どうなんですかね。おもしろいなと思うことが好きなんですよね(笑)。

ーちなみに、今後やってみたいことやチャレンジしてみたいことはありますか?

自分がプロデュースした楽曲のMVを同時進行でプロデュースできるようになってきたので、そういう作品を増やしたいなと思っていますね。自分の楽曲も、プロデュースさせていただく楽曲も、両方やりたいなと思って。

ー楽曲プロデュースとMV制作を1人で両方やられる方は、なかなかいないですね。

キマグレンのISEKIくんのプロデュースをやらせてもらった時に、アレンジを完パケてからMVを撮り始めたんですけど、編集していたらアレンジ変えたくなってきて(笑)。で、MVの編集中にまたアレンジをしなおしたりして。両方同時進行作業が、自分の中でとてもフィットしだして。それは去年の10月ぐらいのことだったんですけど、その後も結構いろいろな作品をやらせてもらっていて。そのスタンスでこれからいろいろ作りたいなというのがあります。ちなみに、「GENTLE SMILE」のVも、自分でおもしろいなと思いながらやっていたところがありますね。

ーどんなMVになる予定ですか?

普通にリップシンクとリリックがあるMVとして作ったんですけど、演者としてやらなきゃいけないことプラス監督としてやってもらわなきゃいけないことが自分の中で色々と気づかされる場面が多々あって(笑)。その感じが面白くて。そんなこと含めて映像も楽しいなというのがありましたね。

ー自分の中で、演者のシライシさんと、監督のシライシさんがぶつかり合ったと(笑)。

そうなんですよ。「そのくらいもお前できないのか!」「それはできません!」みたいに自分の中で葛藤していて、おもしろいなみたいな(笑)。

ーさらに、それをおもしろがっているシライシさんがいる。

そうですね。出来上がった映像を編集していて、こういうふうに歌うと、こういうふうに捉えるもんなんだというか。これはおもしろいなとか。これはつまらないなっていうのをエディットしながら気づいたりして。その経験が増えてくると、今度誰かのプロデューサーをさせてもらう時にまたおもしろいものが作れるかもしれないですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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