シライシ紗トリが語る楽曲制作の裏側「楽しくやるための労力は惜しまない」

ーバンジョー以外の楽器で生で録っているものは?

「BIRD」の鍵盤を大嵜慶子さんに弾いてもらっているのと、バイオリンを亀井友莉さんに弾いてもらっています。ドラムとかは基本的には自分でパッドで打ち込んでいて。2曲ともパソコンで作る音ではあるんですけど、手弾きがメインです。

ー「BIRD」の歌詞に関しても当時書いたものですか?

「BIRD」は歌詞の方も、ちょっとずつ直してきていますね。当時は若かったのか、今読むと「ん? これ何言ってるんだ?」みたいな部分があったりして(笑)。今の自分とは違うなっていうところをブラッシュアップしたと思います。

ー絶えずブラッシュアップしていると、どこで納得するのか判断が難しくないですか?

本当ですよね。ボストンじゃないんだからって話なんですけど(笑)。

ーあははは。世の中に届く曲作りをする上で、心がけていることだったり、意識していることってありますか?

特にはないんですけど、もともとポップスやヒットソングは大好きで。有名なプロデューサーが関わることによって、そのジャンルを知るみたいなことも好きなんです。例えば、エアロスミスとかボン・ジョヴィに有名なプロデューサーが関わることによって、ハードロック、ヘビーメタルがポップスに変わった瞬間だったり、テイラー・スウィフトのようなカントリーをやっていた人が徐々にポップスに変化する感じとかが好きなんですよね。

ージャンルをそのまま押し出すのではなくて、ポップスと掛け合わせていくというか。

大元をしっかりやってないとポピュラリティにいくのってすごく大変だと思うので、もともと持っているものをしっかりやるのは大前提なんですけど、ある程度ベースがある上で大衆性があるものにいくみたいなことにやりがいを感じているのかもしれないですね。

ーシライシさんのソロ楽曲、はこの2曲以外も制作されているんでしょうか?

いっぱい曲があるんですよ(笑)。なので、さっさとやろうみたいな感じになってます。自分でトラックもMVも作る一連の流れがここ最近できた感じがあって。しばらく配信を続けて、曲が増えてきたらフィジカルのアルバムにして出すのがいいのかなと思っています。

Rolling Stone Japan 編集部

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