シライシ紗トリが語る楽曲制作の裏側「楽しくやるための労力は惜しまない」

ー楽曲自体は、結構前にできていたということですか?

「GENTLE SMILE」はもともとアルバムに入っていた曲で、ブラッシュアップし続けていて。とりあえずウォームアップするような形で作っていきました。

ー1stアルバム収録曲の中で、どうして「GENTLE SMILE」を選ばれたんですか?

『Happydom』をニューヨークに行って自分のルーツに近い人たちと一緒に作ったんですけど、その時に自分のプライベートに近い楽曲を1曲入れたいなと思って「GENTLE SMILE」を弾き語りで入れたんです。その後、プロデュースした子がカバーしてくれたり、ちょいちょい自分でも弾き語りをしていたので、あらためて当時のことを思い出しつつ、次に行くためのきっかけになればいいなと思って、ブラッシュアップしようかなみたいな感じで選びました。

ー2007年にも発表されている楽曲を2021年の今リリースするにあたって、音作りに関してはどういうことを意識されましたか?

最近バンジョーを弾くことが多いんですが、今回は6弦バンジョーの弾き語りがフィットしたので、それが楽曲の柱になっていますよね。

ーバンジョーを使われている理由はあるんですか?

もともと僕のルーツがカントリーだったり、ブルース、ジャズなので、好きでやっていたものがナチュラルに入るようになってきたという形です。一方で、近年は曲を作ったりアレンジをしたりするとき、パソコン1台で完結するようになってきていて。自分と向き合うアレンジメイキングが増えてもきていたんです。それが融合されて今のサウンドになっているのかなという感じがしますね。

Rolling Stone Japan 編集部

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