「泉谷しげる50周年 俺をレジェンドと呼ぶな」本人と振り返るエレックレコードの名盤

風の時代 / 泉谷しげる

田家:一緒に歌っているのが、ワハハ本舗の人たち。10月28日から新宿文化センターで「王と花魁」というお芝居が始まる。それに合わせての新曲でもあるという。

泉谷:そうですね。主宰の喰始から電話がかかってきて、ワハハ本舗でマスクにメッセージを書いて、頑張る人たちを応援するキャンペーンをやっていて、そのテーマソングを作ってくれって言うんで、「あ、いいよ」ってすぐ受けて、お笑いバチバチでと思ったら、「ちゃんと作ってくれ」。「普遍的に独立して楽曲として成立するものを作ってくれ」と。なんて難しい注文するんだと、「ワハハなんだから、笑いがあって然るべきだろう」と言ったんですけど。

田家:喰さんも泉谷さんに対して、そういうものを求めたんですね。

泉谷:まあ、そういうことですねー。めんどくさかったですねー。

田家:はははは!「風の時代」って良いタイトルですね。

泉谷:自分もいつか使いたいなと思っていたフレーズで。私は大体オフで、世間が何か言っていることをよく記録するんです。良いこと言うじゃないですか、オフって、みんな。で、公になるとつまらない(笑)。そこで残ったものの1つが「風の時代」だったんですよ。

田家:この「風の時代」の話は4週目にもあらためてまたお訊きしようと思うのですが、これはでもまだ発売日は全然決まってないんですもんね。4週目には決まってるかもしれませんね(笑)。

泉谷:その通りですね(笑)。

田家:「風の時代」に至る50年間というのが4週間のテーマになると思います。本邦初公開、新曲「風の時代」でした。さて、ここから一気に50年前に遡ります。

泉谷:取り調べだな(笑)。 

田家:23歳の泉谷さんの自己紹介ソングです。

Rolling Stone Japan 編集部

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