my sister circleが語る、満身創痍のロックンロールと目指す音楽スタイル

―5月にリリースされた「dancehall feat. 高木一成 from Re:name」は3ピースバンドRe:nameの高木一成さんが参加していますね。

sawaco:最初はとくにフィーチャリングとかは考えていなかったんです。コンセプトとしては「midnight city」と似ていて、部屋の中に閉じこもっているときの気持ち、歌詞にも自粛期間の鬱憤が表れていると思いますし、そういう気持ちをそのまま曲にしました。フィーチャリングは、男女混成のバンドがすごく素敵やな~ってずっと思っていたんですけど、それでいつか男性のコーラスを入れた曲をリリースしたいなと思っていて、「dancehall」が曲の雰囲気的にもフィーチャリングとしてリリースしやすい曲だなと思ったんです。自分の頭の中で、男の人の声を浮かべたときに一番ハマったのがRe:nameのベース・ボーカルの一成君だったので、今回お声掛けさせてもらいました。

―この曲はヒップホップ的なアプローチをしていますが、そこは当初からかなり意識したんですか?

sawaco:そうですね。フレンズの「夜にダンス」という曲にインスパイアされて作りました。フレンズも男女2本のボーカルということもあって、インスピレーションを受けました。

―これは、ドラムの音、リズムパターンから先に作ったんですか?

sawaco:この曲は、ライブでやる曲がないときに、「間に合わない!」って、急いで作ったんですよ(笑)。なので、弾き語りをボイスメモで録ってメンバーに送ったんです。ドラムについては考えてもらいました。

―フィーチャリングという形でやってみていかがでしたか?

sawaco:めちゃくちゃ楽しかったです。やっぱり、今の時代フィーチャリングの楽曲が多いと思うんですよ。だから、もっといろんなアーティストと一緒にやっていきたいと思いましたし、男性だけじゃなくて女性のシンガーの方ともフィーチャリングとして一緒に作品を作りたいと思いました。何年か後にはフィーチャリングだけのアルバムも作ってみたいなと思っています。

―それは面白いですね。洋楽チャートを見てもフィーチャリング楽曲ばかり並んでますもんね。

sawaco:そうですよね、結構多いですよね。

Rolling Stone Japan 編集部

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