my sister circleが語る、満身創痍のロックンロールと目指す音楽スタイル

―sawacoさんご自身はバンド結成前から弾き語りで活動していたのでしょうか。

sawaco:通っていたサークルが、年に何回か高校生だけの大会を催していて、先生に「どんな形でもいいから、とりあえずステージに立て」って言われて弾き語りをしていたんです。曲もその頃から作っていました。

―もともと、音楽をやるようになったのはどんなきっかけがあったんですか。

sawaco:歌手になりたいなと思ったきっかけが、小学校6年生の頃なんです。小学校って、総合的な学習の時間みたいな授業があるじゃないですか? その頃の担任の先生が沖縄が好きで、沖縄の戦争のこととか基地問題とか、そういうシビアな面も授業で習ったりしていて。その過程で、沖縄にしおり(現・金城しおり)さんというシンガーソングライターの方がいらっしゃって、しおりさんの曲を音楽の授業で歌ったりしていたんです。そのうちに、担任の先生が「しおりさんを学校に呼ぶぞ!」って言い出して。たまたまそのときにしおりさんが全国の小学校をまわるイベントをやっているときで、応募したら偶然私の通っていた小学校に来ていただけることになって、ライブをしてくださったんです。私もそのときにしおりさんが歌った歌に元気をもらったんですけど、そうやって誰かを勇気づけられるような歌を歌える人になりたいなと思ったのが、最初のきっかけです。

―そのときのしおりさんの歌が、余程印象に残ったんですね。

sawaco:そうですね。今でもずっと覚えています。

―そこから徐々にいろんな音楽を聴くようになったんですか。

sawaco:中学3年間はとくになにもしてなかったんですけど、中学卒業のタイミングで親にアコースティック・ギターを買ってもらって、そこからちょっとずつ弾き語りをやるようになりました。ちゃんとバンドを聴き始めたのは高校生の頃からです。高校1年生の頃が2016年になるので、THE ORAL CIGARETTESとかMrs. GREEN APPLEとか、そのときの邦ロック!っていう感じのところから入りました。

Rolling Stone Japan 編集部

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