Ayumu Imazuが語る、ニューヨークでの経験と芸術表現へのこだわり

ーそして2021年8月、「Juice」でメジャーデビューを果たしました。Ayumuさんはご自身で作詞作曲をされてきましたが、この曲の作曲はChris WahleさんとDidrik Thottさんが手掛けられています。どのように制作された楽曲なんでしょう。



この曲は、初めて海外の作家さんと作った曲で、デモのメロディラインに僕が歌詞を書いていいきましたが、この形で制作したのは今回が初めてで苦戦しましたね。デモ曲から感じたイメージをまず取っ払って新しい世界観を作るのも、曲の世界観やトラックの雰囲気とバランスを取りながらやるのも苦労しました。

ーメジャーデビュー作だからこそ、Ayumuさんが作詞作曲した曲をリリースするほうが自然な気がするのですが、なぜ今回初めての挑戦に挑んだんでしょう。

今まで出してきた曲は多ジャンルというか、いろいろなタイプの曲があって。自分の強みは、歌って踊ることだと思っているので、1番表現しやすい楽曲をデビュー曲にしたい気持ちがあったんです。いつもとは違う、ちょっと殻を破ったような楽曲にしたいという気持ちでこのような制作の方法をとりました。

ー歌詞を書くのに苦戦したとおっしゃっていましたが、リリックに関してはどういうことをテーマに書かれたんですか?

最初にデモ曲を聴いた時に、楽しさや、ポップさ、爽やかさ、若さ、フレッシュさを感じました。リリースする季節が夏なので、カラフルな夏のイメージをテーマにして書きました。

ーためしに音源にあわせて歌ってみようとしたんですけど、全然真似できない高度な楽曲ですよね。リズムのノリ方とかもどうやってやるんだろうと思いました。

僕の歌詞を結構詰めて書くんですけど「変わってるね」と言われることが結構あって。メロディラインを歌いながら、口の形をキープして合いそうな日本語を詰めていくことが多いんです。言葉のリズムやアクセントが強いのは英語の方で、逆に日本語は全部の文字に子音と母音がついてくるので、どうしても平べったく聴こえてしまうので、そこを工夫して、できるだけリズミックになるように詞をつけていました。

Rolling Stone Japan 編集部

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE