チャーリー・ワッツ秘蔵インタビュー「僕がロックを一緒にプレイするのは彼らだけ」

チャーリー・ワッツ、2013年撮影(Photo by Andy Sheppard/Redferns/Getty Images)


ストーンズがビートルズよりも優れている点

ミック・ジャガーとキース・リチャーズの間で緊張が高まっているという噂がありましたが、50周年記念ツアーの開催は危ぶまれていましたか?

「僕自身は楽観視してたけど、心配してた人はたくさんいただろうね。あの2人は何かと世間を騒がせるけど、長年つるんでるわけだからさ。子供の頃から近所同士だし、もう兄弟みたいなもんだから、家賃のことなんかで口論したりもするけど、そうなると2人の間には誰も割って入れない。完全にお手上げだよ。50年も一緒に活動してると、そんなのはもう日常の一部だ。キースの本に書いてあることは、彼がミックのことを知り尽くしている証拠なんじゃないかな。僕自身は読んでないんだけどね。どんなことが書いてあるのか、人づてに聞いただけなんだ」

「50周年記念に何かやるべきだとは思ってた。そのことをビル・ワイマンから聞いたのは、実は今年(2013年)に入ってからなんだ。去年じゃなくてね。僕自身はショーを1つ、あるいはもう少しできたらいいなと思ってた。公演数が3桁になるようなツアーもいいけど、リハーサルも含めて多くのお金と大勢の人が絡んでくるから。僕とキースだけで音を出して楽しむというわけにはいかないからね、たとえそれが一番大切なことだったとしてもさ。ショーにはものすごく大掛かりなプロダクションが必要になるから、少なくとも3公演くらいはやらないと採算が取れないんだ」

「ロンドンとニューヨークでやったショーはうまくいったし、あれがツアーの実現を後押ししたと思う。あの2公演は何かとスムーズだったから、ツアーの他の公演もそうなるといいんだけどね。僕は終わりが見えてると安心するんだ。アメリカだけで50公演とか、気の遠くなるような数のショーを控えてると『勘弁してくれよ』って感じさ。なんて言いつつ、いざ始まると楽しくなるんだけどね。キースはいつも『もっとやろうぜ』って言ってる。肉体的に一番大変なのは冒頭だから、ノンストップで続けることは理に適ってるんだ。今後どうなるかはわからないけどね」



ローリング・ストーンズが本領を発揮するのは、やはりステージ上でしょうか?

「間違いなくね。僕らはライブバンドなんだ。それは初期の頃から変わってない。ビートルズは素晴らしい作品をたくさん残しているけど、エンターテイナーとしては僕らが上さ。彼らよりもアグレッシブだからね。僕ら以上のライブバンドはそうはいないと思ってる。4年前、サンタモニカで車を走らせてたときに、出したばかりだった新譜からの曲がラジオで流れてすごく嬉しかった。でも、本当にエキサイトできるのはステージに立つ時だ」

Translated by Masaaki Yoshida

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