The Birthdayチバユウスケが語る、現実をひっくり返す想像力

ー「月光」では、語りと歌の間のようなボーカルが素晴らしかったんです。しかも今回はアルバムを通して<語り>が多かったですね。

そうだね。

ーそれは意図的ですか?

意図的というか、そうなっちゃった。その方が伝わると思ってね。

ー今回のアルバムが素晴らしいのは、言葉の伝達力がすごいのと同等にバンドの音も本当にカッコいい。言葉と音が同じだけ際立ってすごいのは奇跡だと思いました。

ありがと。

ー1曲目の「12月2日」はイントロからすっごくカッコよくて。

お、良かった。



ーアルバム収録曲はチバさん独特のラブソングに聴こえたんですが、この「12月2日」だけは違う気がしました。これは聴き手の勝手な解釈なんですけど。

いやいや。そういうもんだよ、音楽は。

ーあと単純に、12月2日って何の日なんですか?

12月2日に全部書いたの。

ーそれだけなんですか?

それだけ(笑)。

ー何か思入れがある日じゃないんですね。

ないな。曲もたぶん12月2日にできてる。

ーそうなんだ! じゃあたった1日で作ったってことなんですね!!

そういう時もあんのよ。

ー12月2日はマネージャーさんからスケジュールで締め切りが迫ってたんじゃないんですか?

それは全然ない。むしろ余裕のあった頃だよね、きっと。なぁ?

(マネージャーさんから「翌日がスタジオでした」の返答)

あ!

ー(笑)! 締め切りに追われてるんじゃないですか! 12月3日がスタジオだったってことですね(笑)。

(苦笑)。

Rolling Stone Japan 編集部

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