ウッドストックからトゥモローランドまで 悲惨な結末を迎えた音楽フェス5選



2012年 ロンドン、ブロック・フェス
スヌープ・ドッグやMF DOOMに加え、多くの有名DJの出演とフライング・ロータス、リカルド・ヴィラロボスらをイベントのプロデューサーに迎え、2日間の開催となる予定だった2012年のロンドン・ブロック・フェスティバル。しかし、実際には多くのトラブルで、成功とはいえなかった。



フェスの初日、早い時間からフェス参加者たちが入場の列を作り、2時間ほど待機していた頃に問題が発生した。複数の参加者らが会場に設置されたバリケードを飛び越え会場に侵入した。会場内のバーではビールを全てあっという間に売り尽くし、公演場所となるテント内はあり得ないほどの人でごった返した。あるSNSユーザーが「交通事故の真っ只中にいるみたいだ」と投稿するほどの混乱となった初日は、予定より終了時間が早められ、2日目は開催がキャンセル。フェスの主催者は、「私たちの予定が今日の混乱でめちゃくちゃになってしまった。しかし、場内の安全を確保することが最も重要だ」と発表した。この混乱は会場設備の問題に原因があるようだった。フェスの会場であったロンドン・プレジャー・ガーデンは、早い段階で主催者側に対し、2800人の観客を収容できる会場がフェスの開催までには完成すると報告していた。しかし開催2週間前になって初めて、プレジャー・ガーデン側からその会場の完成が遅れており、使用できないことが明かされた。しかも、プレジャー・ガーデン内の他の施設はロンドン五輪のために使用禁止になっていた。それから3年を経てやっと同フェスが再開されたが、その翌年を持って最後の開催となった。

Translated by Kazuhiro Ouchi

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE