韓国生まれ東京育ちのkim taehoonが語る、現代のボーダーレスの在り方

ーRolling Stone Japan最新号の表紙がBTSなんですけど、ものすごい反響で。実際「Butter」が米ビルボード「HOT100」で7週連続1位を獲得する快挙も成し遂げています。純粋に曲がよかったり、メンバーたちのキャラクターも受けているなど要因はあると思うんですが、先ほどお話に出たBlack Lives Matterとかアジアンヘイトに対して、アメリカでも意識が高まっていて、そこに現れたアジアのスターという受け入れられ方もあるんじゃないかなと思うんです。

ぼく、BTSってすごくいいなと思うんです。仰ったことに加えて、なんで韓国のアーティストがここまで世界に羽ばたけるかって考えた時に、多様性へのアンテナの高さが根底にあるんじゃないのかなと思うんです。BTSに始まったことじゃないんですけど、例えば韓国の男性アーティストはこれまでも早い段階から化粧をしてきていて。それこそ、G-DRAGONはシャネルのアンバサダーを務めたりしている。今でこそ日本でも男性が化粧をしたりスカートを履いたり、そういうがどんどん受け入れられつつあると思うんですけど、そういう多様性へのアンテナだったり意識の高さが彼らの大きな強さなのかなって思うんですよね。

ー知り合いの美容スクールの講師の方が、最近は生徒の半分以上が男性だって話していました。日本でも下の世代では価値観が確実に変わってきているんだなと感じます。

それは間違いないですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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