韓国生まれ東京育ちのkim taehoonが語る、現代のボーダーレスの在り方

ー今回の記事もまたYahoo! に転載されるわけですけど、どうしてまたこの場でお話をしたいと思ってくれたんでしょう。

ぼくの日韓のルーツを最初に掘ってくださったのが西澤さん(インタビュアー)だったんですよ。それで少しですけど脚光を浴びたのがYahoo!ニュースだった。何年前かのkim taehoonと今のkim taehoonの考えを同じ媒体で載せてもらうことによって、昔のkimはこういう状況でこんなコメントが来たけど、新しいkimを見せた時にどんな反応が起きるのかが比較しやすいなって。同じ媒体にすることで、それが見えておもしろそうだなというのが1番ですね。

ーそうした考えは、kimさんが大学院でマーケティングを研究していたことと繋がっている?

あまり関係ない気がするんですけど、言われてみればたしかに。そういうことにしておきましょう(笑)。

ー以前は学業と音楽の両軸を走らせていたわけですけど、大学院を卒業されて、環境の変化による影響はどれくらいありますか?

実は今は社会人と音楽の両軸を走らせているんです。そういう意味では、正直環境としてはそんなに変わっていなくて。ただ学生の時ほど時間が有り余っているわけではないので、活動1つ1つの精度や、そこにかける思いが強くなっている気がします。今回の新曲「JAPAN AND KOREA」で表したように、何かしらの狂気や熱意が自分の中で増してきているのかなと思っています。

ー二足の草鞋を履くことで、熱量が減少するのではなくて増しているんですね。

例えば9時17時で働いていたとしたら、必然的に熱意がないと残りの時間に音楽をやろうってならないんですよ。でもぼくは音楽がものすごく好きだし、どうしても音楽がやりたい。その中で熱意が必然的に湧き出るような状態になっている気がします。

Rolling Stone Japan 編集部

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