ハリウッドザコシショウが語る、自身の動画ネタを生み出す新たなラボと取り巻く環境

ー毎日YouTubeに動画を上げていく中で、スタジオがどんどん充実していく感じだったり、動画の編集が洗練されていく過程が全部記録として残っていくから面白いですね。カメラワークの切り替えなど細部へのこだわりが尋常じゃないというか。

今まではワンカメで撮ってたんですけど、今はテレビチックになってるんです。横からのアングル、正面のアングル、引きのアングルで撮ってて、これまで普通の動画はいつもワンカメで撮ってたんですけど、それを3カメで撮ったら面白いかなと思って撮りだしたんですよ。そしたらちょっと豪華になってええやんと思ってたんですけど、もうそうするしかなくなっちゃってきて正直大変です。3個カメラを用意しなくちゃいけないし、編集量も増えるし。

ー画面サイズなんかも変わってましたよね。

僕なりの葛藤も最近あって。昔は画面サイズ4:3の方が味があっていいなと思っていたんですよ。なぜかというと狭いスペースで汚いものを撮りたくないし一人でやるから、4:3の画角が僕に適しているなと思っていたんですけど、いざスタジオが広くなると、ワイドで撮りたくなったんですよね。でもワイドで撮ると、今まで使ってたセットが4:3のやつしかないからちょっとハミ出ちゃうんです。じゃあいい機会だから、反響もするしカーテンを引こうと思って。結果すごく豪華になりました。今回の単独公演も動画ネタはあるんですけど、4:3もワイドもどっちもある感じで作っています。サブリミナル効果ネタは別にワイドにする必要は全くないから4:3でやった方が面白いなと思うし。動画のネタにあった画角にして作ってますね。



ー昔からやってた動画ネタをPremiere Proでやることになって、変わったこととかあるんですか?

最近アップしたんですけど「福山の復活」というネタがあって。終わると思わせていつか復活しようかなと思っていたんですけど、福山雅治さんが「ガリレオ」シリーズをまたやるらしいので、こっちも復活しようと思って福山雅治ネタを自分で撮ってたんですよ。あれは横移動するからワイドの方が面白いかなって思ってて、画面サイズは4:3からワイドにしました。倍速ネタもPremiere Proの方が滑らかですね。

ー今だったら松本りんすさんの動画とかも倍速でやったりしてるじゃないですか。あれもPremiere Proですか?リミックスっぽい感じになってるなって。

サブリミナル効果もそうなんですけど、僕がメインで喋ってる動画があるじゃないですか。それに割って入ってくるサブリミナルを、一旦動画を切って、そこに1秒みたいな動画を挟み込むんです。で、またメインの動画があって、その動画の上にちっちゃい変な顔のやつが細かく出てきてたりして。それを一個一個切ってやってしまうと重くなるんですよね。で、倍速とか逆再生の動画を一回別で作ってから、もう一回編集してるところに入れて使ってたんですけど、Premiere Proはリアルタイムにできるんですよ。これはすごい便利だなって思いましたね。

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