The Floorが語る、作曲者脱退の危機を乗り越えて完成させたミニアルバム

ー8曲目「Night Walker」も作詞作曲がコウタロウさんですよね。

コウタロウ:コロナ禍で自分の部屋にこもる機会が増えて、眠くなるまでずっと起きて作業をしていたんです。夜中にずっとポツポツ作業をしている状態で書いた歌詞なので、「Night Walker」というタイトルになったんです。自分の作詞曲なんですけど、ミックスしているタイミングですごく自分に刺さりました(笑)。ハヤトが歌うのもあるんですけど、グッと来たんですよね。個人的にすごく好きです。自分が歌詞を書く時に意識しているのが、ある程度聴く側に解釈の余地をもたせたい。自分を前面に出しすぎないようにしているんです。歌うハヤトの解釈があってもいいし、この曲を聴いて、その人なりの解釈をしてもらえれば、それはそれで1つの正解だと思います。その人にとって、大切な曲になってくれたらいいなということを意識しています。

ー3人体制でツアーを回ったり、前作に続いて今作『CLOCK TOWN』を3人で制作された中で、バンドとして変わったことはありますか?

ササキ:コロナによってライブができなくなって、音楽を届けることが難しくなってしまったことが1番変わったことですね。だから、自分たちの音楽をより伝えたい気持ちになった変化は感じています。いろいろな想いをずっと溜め込んでいたけど、それを押し付けるのではなく共有して、ライブに来てくれる方と一緒に空間を作りたいです。

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