松本隆トリビュートアルバムを亀田誠治とともに振り返る



田家:電話に出た二人はどんな話をされたんですか?

亀田:松本孝弘さんが「亀田さん、僕、今回の話奇跡だと思うんだ。なぜかというと、僕は桑名正博さんのバンドでこの曲のギターずっと弾いてたんだ。もう一回それが弾けるなんて、亀田さんに本当に感謝するよ」と。

田家:すごい話ですね。

亀田:松本さんのB’z結成以前のプロとしてのファーストキャリアの頃に、桑名さんのバックバンドに所属していらっしゃって。ツアーでこのギターを弾いていたと。「今でもすぐ弾けるよ」って。その話を聞いたときは鳥肌が立ちましたね。稲葉さんも電話代わって「この曲僕好きでさあ。シャウトしまくっちゃってもいい?」なんてワクワクしながら言っていて。

田家:うわあ……。

亀田:それで稲葉さんがキー決めの自分のプリプロのデータを送ってくれて、そこからとんとん拍子でレコーディングが進んでいって。楽しかったですね。

田家:ドラムの玉田豊夢さんが加わっているわけですけども、玉田さんはB’zのアルバムにも参加されているんでしょう?

亀田:僕と一緒に演奏に参加する時に、B’zさんに「若手の良いドラマーいないかな? その方と亀田さんのリズム隊でやってみたい」ということで僕が推薦して。「亀田と玉田のリズム隊で行きますので、ご安心してお待ちください。固めますから」と言って始まった感じでしたね。

田家:松本隆作詞活動50周年トリビュートアルバム『風街に連れてって!』6曲目、B’zで「セクシャルバイオレットNo.1」でした。

Rolling Stone Japan 編集部

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