イージー・ライフが語るポップでゆるい音楽性、シュールな世界観の秘密

イージー・ライフと日本の関係

もともとは2020年のSUPERSONICに出演予定だったイージー・ライフ。グラストンベリーを筆頭に世界中の音楽フェスを沸かせてきた実力派バンドだけに、初来日公演の実現する日が今から待ち遠しい。そんな彼らの楽曲は、ある経緯から日本でも注目を集めることになった。さらに、マレーが「日本のファッションやデザインが好きで、世界で一番だと思う」と語っているように、イージー・ライフは日本贔屓なところもあるみたいだ。



―ところで、日本人ラッパーのOnly Uさんという方が「nightmares」をサンプリングして、独自のラップをつけた曲が日本ですごく流行っていて。。「Somebody To You」という曲で、ShazamやTikTokでもバズっているんですよ。

マレー:そんなことになっているなんて全然知らなかったよ! マジ? 信じられない。



マレー:(イントロを聴いて)何これ⁉︎ 歌詞は何を言ってるの?

―会えなくて寂しい的な、切ない気持ちを歌っています。

マレー:やばいね!日本語で聞くとまたいいね。気に入ったよ。最高だ。そんな状況になってるなんて知らなかったよ。TikTokとかあまり詳しくないんだけど、今見せてくれてる動画だけでも3000人が見てるわけだよね。すごいね! 日本で既にヒット曲があるってことだ。嬉しいよ。「いい感じにアレンジしてくれてありがとう」って彼にもメッセージするよ。

―昨年のSUPERSONICでの初来日は残念ながらキャンセルになってしまいましたが、この事態が落ち着いた暁にはぜひ日本に来てくださいね。ちなみに、「日本」と言われて思い浮かぶものがあれば教えてください。

マレー:実は、去年行く予定だった際、ライヴの後、3週間滞在を延期する予定だったんだ。日本中を旅して回ろうと思っていた。ずっと行きたいと思っていたんだ。イギリスからは遠いから、行くにはお金もかかるから、行ける時にできるだけ見たいと思って。当然、東京はファッションの中心で、誰もが信じられないくらいおしゃれな格好をしている。食べ物も、バンド全員がお寿司が大好きだから日本で食べられるのが楽しみでしょうがない。あと、日本の農業にも興味があるんだ。東京以外でも富士山や、その周りの森(樹海のこと?)の美しい場所に行ってみたい。やりたいことは山のようにある。父親がずっと昔に日本に行ったことがあって、農家なんだけど、日本のいくつかの農家を訪れたんだ。イギリスの自分たちの農地経営に役立てるヒントをもらいに視察に行ったんだ。

―そうなんですか?

そうそう。1カ月滞在して、日本の農業の仕組みについて学んだんだ。日本の農業の傾向として、農地は小さくても多くの人に農産物を届けることができる。Community supported agricultureというのがあって、それぞれの畑で取れた農産物をみんなで分ける、という。イギリスでは見ないやり方で、父親が日本でたくさん目にしたと言っていたから、日本の農業も見てみたい。全部がそうだとは思わないけど、農地の使い方が進んでて、それを見てみたい。それ以外では……もう全てが魅力的で。ネオンの明かりや、ファッション。食べ物も。全部。正直、マジで日本に行きたくてしょうがないよ(笑)。

―日本のファンにメッセージをお願いします。

日本にファンがいるってことが信じられない。それだけで嬉しいよ。応援してくれてありがとう。日本に行くのを本当に、本当に楽しみにしている。なんとかして行こうとしている。みんなに会えるのを心待ちにしているし、行った暁には日本を満喫したいと思っている。だから、「ここは行ったほうがいい」というおすすめの場所とかあったら、ぜひ教えて欲しいな!






イージー・ライフ
『Life’s A Beach』
日本盤:2021年7月16日リリース
歌詞・対訳・解説付
試聴・予約:https://umj.lnk.to/easylife_lifesabeach_AL

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