名誉メンバーtofubeatsが森敬太、西村ツチカ、スカート・澤部らと大雑談! トーベヤンソン・ニューヨーク・アワード2021上半期 中間発表

趣味のスーパーバンド、トーベヤンソン・ニューヨーク。各メンバーは、それぞれ本業と並行しながら活動を継続している。(Illustration by Tsuchika Nishimura)



・どの口が

西村:「映画を早送りで観る人たちの出現」。時代が大臣に追いついてきましたね。

森:大臣と初めて会った時、映画の話になって、小津安二郎の映画が本当に好きだけどクソだるいから倍速で観てるって聞いて、この人はヤバいぞって思ったな(笑)。

tofu:よりによって小津安二郎っていうのが(笑)。

大臣:私はかねてから提唱してましたよ。女子高生はもうみんなそうしてるらしいですね。

西村:記事読んだんですけど、この人たちが早送りで見てるのは、『鬼滅の刃』とか『愛の不時着』ですよ。小津安二郎とは訳が違いますよ(笑)。

一同:(笑)。

大臣:小津安二郎とゴダールは倍速で観ますね。面白いんですけど、やっぱりだるいんですよね。

森:一貫してるなー。10年前から言ってること何も変わってない(笑)。

大臣:そのうち、音楽も倍速で聞かれたりするんじゃないですか。

澤部:ありましたよ! スカートの「君がいるなら」っていう曲があるんですけど、そのMVをYouTubeにアップしたら「1.5倍速で聞いた方が良い」みたいなコメントがあって。

森:デリカシーないコメントだな(笑)。

大臣:嫌でしょ、それを言われるのは。

森:どの口が言うんだよ(笑)。

tofu:俺はそこまで嫌じゃないなー。実際よく言われるし。

澤部:僕はめちゃくちゃ嫌でしたよ(笑)。

一同:(笑)。

tofu:俺はなんというか、原罪というかブーメランというか。普段から人の曲を早くしたり遅くしたりしてきた罪がかえってきてると思ってるんで(笑)。

澤部:あーそれはあるかも! 僕はDJする時も回転数変えないもん。

大臣:なるほどなー。

玉木:アニメを倍速で観るのはわかりますねー。

もち:コンテンツは摂取したい。だが、その作品に真剣に向き合うほどでもない。把握はしておきたい。

大臣:危険な考え方だねぇ。現代的だ。

森:だからどの口が(笑)。


・感受性が高い

tofu:大臣って、昔は機材買って一瞬で飽きたりしてたんですよ。本買っても最初の数ページしか読まなかったり。高校生の頃にそういうものをいただいて、俺は成長したんです。結局大臣のおこぼれが俺なんですよ。

森:大臣のある種の性質が、tofubeatsを生んだっていう神戸いい話だよね。大臣がサンプラー買ったけど、電池無くなったから捨てたっていう異常なエピソードあったよね。

一同:(笑)。

tofu:大臣、それなりの値段のサンプラーを買って、マジで1秒も使わないで捨てたりしてましたからね。本当に怖かったですよ。捨てたのを俺が拾うんですけど(笑)。

大臣:だって、使い方がわからないから。画面がちっちゃくて。

一同:(笑)。

tofu:いかつい(笑)。これですよ!(笑)。

西村:説明書を読めよ!

tofu:でもやりたい気持ちは強いから、でかい画面のサンプラーをまたすぐに買うんですよ大臣は。それも1秒たりとも使わず捨てる(笑)。

森:怖いよー!

tofu:イルリメさんのライブとか行くと、感動して同じ機材買っちゃうんですよ、大臣は。

大臣:あーそうそうそう!

tofu:めちゃくちゃ影響は受けるんですよね。例え倍速で見たとしても、影響はちゃんと受けて行動する。オノマトペ大臣はそういう男ですよ!

森:感受性が極端に高い体質なんだよね。

大臣:感受性だけ高いやつやばくないですか?

一同:(笑)。

森:ゾッとした顔してる(笑)。

大臣:今、めちゃくちゃダサいなって思って。そんな紹介のされ方。「感受性が高い! オノマトペ大臣!」。

一同:(笑)。

tofu:ラップには感受性が活かされてると思うんですけど、機材に関しては完全にダメでしたね。本当に家に行くたびに見たこと無い機材があったんですよ。逆に天才っぽかったですよ。逆に。

西村:軽音楽部で一緒だったときも、買ってきたMTRで1曲だけ録音して「メモリがいっぱいになって録音できなくなった」と言って部室に置き去りにしてたな(笑)。

森:使い捨て方すごいよな。

大臣:難しいですね。音楽って。

森:違うよ、絶対そういう難しさではないよ。

大臣:だから、未来には期待してたってことなんですよ。だからすぐ機材買ってたんですよね。多分。

tofu:「明日の俺には絶対使いこなせる」って常に思ってる。

森:目線が高く、常にプラス思考なオノマトペ大臣。感受性が高い。

大臣:私の話はもういいですよ! どんどんダサくなってきた!

メンバーtofubeatsの参加により、特別な舞台の幕が上がるかと思われたが、蓋を開ければ、数年ぶりの対面にも関わらずスムースに展開されたのは、全員参加のデリカシーレス家賃当てクイズ。そこにあったのは、相変わらず代々木八幡のリハスタの待合室の空気だった。良純が慎太郎役を演じた例のスペシャルドラマ、毎時436億円の損害を出し続けたスエズ運河の座礁船に感じた心強さ、そして噂の東京マガジンが果たしたEmpire Strikes Back。余談は部屋中に膨れ上がり、様々なトピックが九人の頭上を交錯して日付を越えた夜に溶ける。我々は九つの空を飛ぶ郵便飛行士、記事に残らなかった言葉はただ過ぎ去るのみだが、それ故に隠された泉のように美しい。トーベヤンソン・ニューヨーク・アワード2021に乞うご期待。

森 敬太
京都府生まれ、デザイナー/アートディレクター。書籍、CDなどの装丁を多数手がけながら、2011年から自主制作漫画レーベル「ジオラマブックス」を主宰、漫画誌「ユースカ」を発行。2017年、合同会社飛ぶ教室を設立する。Instagram : @m_o0_ri

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