90年代ベストソング50選


20位 ベック「Loser」(1993年)

90年代には多くの詩人がいた。ひとつの時代にこんなにも多くの詩人が存在したことはない。ジョージ・ルーカス作品ばりのミュージックビデオには、ビートボックスに乗せたブルーズのリックを歌うベックが、リーフブロワーを担いで登場する。神様にチーズ・ウィズを捧げよう。



19位 ホイットニー・ヒューストン feat. フェイス・エヴァンス&ケリー・プライス「Heartbreak Hotel」(1998年)

ダメ男は切り捨てるホイットニー。彼女の歌声が、飾り気のないささやきから、やや抑えた感じのハイトーン・ヴォイスまで駆け上がる。物語の裏には小気味よい復讐劇が流れている。完全に新しいホイットニーによる新たな1ページの始まりだという期待があった。しかし残念ながら、物語の終わりの始まりだった。



18位 ガービッジ「Queer」(1995年)

オルタナティブ・ロックのスーパープロデューサー、ブッチ・ヴィグによるデラックスなスタジオ・エフェクトが、シャーリー・マンソンの歌声を怪しく輝かせる。“したければしてもいい/でも後戻りはできない”(You can touch me if you want / But you can’t stop)と彼女はささやく。彼女の魅力的な声は、いつまでも耳に残る。怖さすら感じる。



17位 ビースティ・ボーイズ「Sure Shot」(1994年)

“すべての母親と姉妹と妻たちと友人たちに捧ぐ”というアダム・ヤウクのシャウトアウトに合わせ、チェック柄のビースティーズが頭を振る。もう止まれないし、止まる気もないし、止まってはいけない。



16位 スリーター・キニー「Get Up」(1999年)

喪失感と孤独に包まれた時代。それでも大人しくしていられない人々を、ポートランドから来たパンクの女神たちが盛り上げた。バケツ一杯の星屑を宇宙にばら撒いたかのようなギターサウンドが印象的。


Translated by Smokva Tokyo

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