45位 リル・キム feat. リル・シーズ「Crush on You (Remix)」(1997年)
典型的なバッド・ボーイのヒット曲。妙にメランコリックなシンセ・ループに乗せてリル・シーズがビギーの歌うフックに絡み、威勢のよいクイーン・ビー(キム)に挑む。ビデオの中でキムは、色とりどりのウィッグとファーを身にまとっている。「続けてもいい?」「もちろん!」
44位 ステレオラブ「Cybele’s Reverie」(1996年)
ヨーロッパでは、ビンテージ・キーボードをフィーチャーした劇的でアジプロ的なトランスプログレのアルバムが次から次へとリリースされた。この曲はその代表格と言える。
43位 スーパーグラス「Alright」(1995年)
映画『クルーレス』のサントラから1曲を選ぶのは、ポーリー・ショアの映画作品に意味を見出そうとするのと同じくらい難しい。
42位 エイス・オブ・ベイス「The Sign」(1994年)
スウェーデン出身のナンバー1・レゲエ・バンドによる難解なヒット曲。“人生は厳しい/訳もなく”(Life is demanding / Without understanding)と歌う。正にその通りだが、歌詞を読むと曲作りに英語のネイティブスピーカーが参加していなかったのだと思われる。90年代のスウェーデンのレゲエを代表する楽曲のひとつだ。
41位 ソフィー・B・ホーキンス「Damn I Wish I Was Your Lover」(1992年)
自由奔放なセックスの巫女が、報われない片想いを歌う。彼女の発する「damn」も酷い言葉には聞こえない。