WANDSが語る第5期のアイデンティティ「カウンター精神があるかもしれない」

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ー楽器に負けないように声が共鳴しているという点で、「Brand New Love」はよりボーカルの攻撃力を感じました。

上原:僕ならではの感じというか、元々ロック畑の人間なのでこういう一面もあるんだよって示したかった。というのも、そもそも男性と女性で評価するポイントが違うと思うんですよ。例外はありますけど「カナリア」は僕ももちろん大好きだし、すごく良い曲なんですけど、やっぱり男は暴力的なものを好む人が多いので(笑)。激しかったりパンチがあったりトゲトゲしているものが好きなので、そういう人からすれば「カナリア」はインパクトが弱いし、正直こういう曲の良さが分からない人って多いと思うんですよ。だから、そういう人に舐めてもらっちゃ困るぜっていう。そういう気持ちが歌にも表れているかもしれないですね。

ー確かに、「カナリア」と「Brand New Love」は対になってますよね。

上原:やっぱり自分の良さが分からないものって評価できないと思うので、「カナリア」の良さが伝わらないタイプの人には、ガツンと示しておきたいなって。

柴崎:守備範囲はここまできてますよって。

上原:そんな感じですかね。話が逸れますけど、最近Netflixでよくアニメを観るんですね。男の観るものって、全部が「殴る」「蹴る」なんですよ。ほぼ全部ですよ! 『少年ジャンプ』でも、いつも誰かが血に塗れて戦っている。すぐに「殺す」とか「ボコボコしてやるぜ」と言ってるから、男にウケる作品にはこういう要素が必要不可欠なんだなって『ドラゴンボール』も『ワンピース』も常に誰かを殴っているじゃないですか。

ーアハハハ、戦闘シーンが少年漫画の醍醐味ではありますからね。

上原:『進撃の巨人』もすぐに「駆逐してやる」と言ってるし、ゲームだって誰かを殴ったり銃で撃ったり、男の好きなものは全てが暴力の塊なんですよ(笑)。でも、それで言ったら「カナリア」は全く暴力要素がない。逆に、WANDSのトゲトゲしたところが好きな男性ファンは「カナリア」の良さが届かないかもしれない。

柴崎:ある意味、「カナリア」もエッジが効いているんですけどね。それまでの流れがあっての今作だから。

上原:確かにそうですね。 反骨心じゃないですけど、ある意味でカウンター精神があるかもしれない。WANDSっぽさを求める声とか色々あるけど、そこは気にせずにで自分たちが出したい作品を出した、という点では一番尖っているかもしれないですね。

柴崎:本来、僕がいた頃の第1期とか第2期も何かっぽくしようとか、考えていなかったわけで。その都度、良い作品を出していこうっていうマインドでいたので、今回も「この曲良いでしょ?」という感じですね。

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