JUNG KOOKが語るBTS「Dynamite」制作背景、ARMYへの想い、アリアナからの学び

米ローリングストーン誌より、BTSのJUNG KOOK(2021年4月6日、韓国・ソウルにて撮影) Photograph by Hong Jang Hyun for Rolling Stone. Fashion direction by Alex Badia. Coat, top, and pants by Fendi.


ー複数の芸能事務所から声をかけられていながら、RMの影響でBig Hit Entertainment(現:HYBE)を選んだそうですね。RMのどのようなところに惹かれたのですか?

当時のことはあまりはっきり覚えていないのですが、単純にRMがすごくかっこいいと思ったんです。あの頃は、歌手になることについてあまり深く考えていませんでしたが、彼のラップ映像を見て、心底かっこいいと圧倒されました。運命がをRMへと導いてくれたんだと信じています。

ーこのことについてはJ-HOPEとも話していました。衣装と音楽の観点から初期のBTSを見て、その進化をたどるのはとても楽しいですね。ご自身で初期の楽曲やMVを振り返ったときの印象は?

デビュー当時はかなり濃いメイクをしていました。アイラインやら何やらって感じで、衣装も黒を基調としたハードなものが多かったですね。当時の事務所はかなり小規模でしたから、衣装に多くの予算を割く余裕がなかったんです。でも相当な時間をかけて、ミーティングを重ねながら、楽曲やアルバムにふさわしい衣装とスタイルを選んでいました。視覚的な要素はとても大切だと思います。楽曲と踊りなど、一つひとつの要素ももちろんすごく大事ですね。

ー「Dynamite」レコーディング中のエピソードを紹介してください。

英語の歌詞を正確に発音しているつもりだったのですが、レコーディングと練習を重ねるうちに、まだまだ改善が必要な部分があることに気づきました。の発音は、そこまで良くなかったんです。英語がスラスラ出てくるには、まだまだ舌の動きがぎこちなかったんです! でも、練習を重ねて何度も歌ううちに曲にも慣れて、より自然に発音できるようになりました。にとってはとても良い学びの経験になりましたね。



ーソロ曲「Euphoria」は、あなたがもっとも輝く瞬間のひとつだと思います。少し前の楽曲ではありますが、この曲に取り組んでいたときの思い出を教えてください。

数あるBTSの楽曲のなかでもとくに「Euphoria」が好きです。というのも、少年ともっと歳を重ねた男性のちょうど中間の声で歌っているんです。でも、これがレコーディングで苦労した原因でもあります。楽曲の雰囲気をレコーディングで表現しなければならず、自身、もとの声を見失ってしまった気がして、どうやって歌っていいかわからなくなってしまったのです。でも最終的にレコーディングでは、まさにこうした感情が表現できたと思います。全体を聴き終わった後、「うわ、結構上手くできたかも」と思ったんです。



ー影響を受けたアーティストはいますか?

海外ツアー中にアリアナ・グランデのコンサートに行けたのは、いまでも忘れられない思い出です。ステージ上の彼女の存在感にとにかく圧倒されました。あんなに小柄なのに、彼女の声量と能力は本当にすごくて、心から感動しました。そうしたところを見習い、学びたいと思いましたね。彼女のパフォーマンスを観て、も成長と進歩をずっと続けていきたいと思いました。

普段は、なるべくいろんなジャンルの音楽を聴くようにしています。いまの自分の声にたどり着くまでは、無作為に選んだ音楽を聴いて、一緒に歌いながら他のアーティストの歌い方を勉強していました。

ー他のメンバーは、デビュー当時のあなたはいまより少しシャイで内向的だったと言っていました。そのときのことは覚えていますか?

(笑)。練習生時代は、他のみんなが寝るまで待っていました。夜中にひとりでシャワーを浴びたかったからです。でも、本当に時間はすべてを解決してくれると思います。これだけ長い時間を同じ人と過ごせば、性格も変わってきます。他のメンバーは、にたくさんの影響を与えてくれましたし、彼らは本当にいい人たちですから、一緒にいて心地良いと感じました。みんなが心を開くようにとをうながし、善良な人間へと成長させてくれたんです。

ーいままでで一番驚いたことは何ですか?

全米チャートで1位を獲得したこと、グラミー賞にノミネートされたこと、ありとあらゆる賞を獲得したことは、当然ながら、素晴らしい栄誉であると同時に最高の体験でした。でも、生まれてから死ぬまでに経験する人生最良の瞬間は、ステージからARMYのみんなの顔を見ることです。これは決して変わらないと思います。

From Rolling Stone US.



Rolling Stone Japan vol.15
発行:CCCミュージックラボ株式会社
発売:カルチュア・エンタテインメント株式会社
発売日:2021年6月25日
価格:1100円(税込)
photographed in Seoul on April 6th, 2021.

Photograph by Hong Jang Hyun for Rolling Stone. Fashion direction by Alex Badia. Hair by Han Som, Mujin Choi, Lim Lee young, Lee Da Eun. Grooming by Kim Da Reum, Seo Yuri, Kim Seon Min. Styling by Kyungmin Kim, Lee Ha Jeong, Kim Hyesoo, Hong Sil, Seo Hee Ji, Kim Hyunjeong. V’s jacket; Suga’s T-shirt; Jin’s top and necklace; Jungkook’s coat; RM’s jacket and necklace; JIMIN and J-Hope’s shirts and jackets by Louis Vuitton.

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Translated by Shoko Natori

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