JIMINが語る完璧主義とダンスに捧げる情熱、ARMYへの愛と感謝、BTSの未来

ー約7年間、BTSはARMYの声援に支えられてきました。昨年はパンデミックによってこうした声援が届かない事態となりましたが、どのように適応したのですか?

いまでもこの状況に対してネガティブなことを考えてしまいます。「どうしてこんなことになってしまったんだろう?」「僕はいま何をしているんだろう?」みたいな。それと友人にも会えず、おっしゃる通り、過去7年間やり続けてきたことができない現実を認めたり受け入れたりしたくなかったんです。

ー若い頃にダンスを始めたきっかけは何ですか? 自分の才能に気づいた経緯は?

そもそも僕は、ダンスが得意だなんて思ったことはありません。でも、幼少期にダンスが好になって始めました。友人が放課後の部活的な感じでダンスを習いに行こうと誘ってくれたんです。やればやるほどダンスが好きになり、レッスンの回数を増やすようになりました。その結果、ますますダンスにのめり込んでいったんです。ダンスの練習を続けるうちに、踊っているときは、まったくストレスを感じていないことに気がつきました。ダンスは、余計なことなんて一切考えなくてもいい別の世界へと運んでくれる、僕だけの空間でした。心から夢中になれること、それがダンスだったんです。それだけでなく、本当の自由を味わいました。そしてとってもハッピーな気分になれたんです。デビュー後のいまも、こうした気持ちやエモーションを持ち続けています。僕にとっては、ダンスが最高の答えなんです。


BTSのJIMIN(2021年4月6日、韓国・ソウルにて撮影)
Photograph by Hong Jang Hyun for Rolling Stone. Fashion direction by Alex Badia. Shirt and necklace by Louis Vuitton.

ー間違えることが嫌いだと聞いていますが、こうした性格は自分で自分の首を絞めることになりませんか?

デビューしたとき、僕はどのメンバーよりもトレーニング期間が短かったんです。そのため、当時は自信がなく、心の準備もできていないような気がしていました。いまでも欠点はありますけどね。時間、感情、自分たちのすべてを注いで僕がすることを楽しみ、愛してくれるファンのみんなには、いつも心を動かされています。みんなのため、そしてみんなの献身的な姿を想うと、ミスを犯すべきではないという思いに駆られるんです。ですから、どうやったらもっと肩の力を抜いて自分に優しくなれるのか?と聞かれたら、それは気持ち的にもいまの僕にとってすごく難しいでしょうね。以前は、もっと努力しなければいけないところを誰かに指摘されるたびにすごく腹が立っていたんです。でもいまは、努力不足な部分を指摘されるとありがたい気持ちになります。もっともっと頑張りたくなるんです。

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Translated by Shoko Natori

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