キズナアイがバーチャルUSツアーでアライナ・カスティーロと共演

そして30日、キズナアイが2021年3月から5月にかけて開催している「Virtual US Tour」の、ツアーファイナルとなるNY公演が日本時間30日の10:00amよりオンラインにて開催され、アライナ・カスティーロがゲストとして登場した。自身のオリジナル楽曲「just a boy」をしっとりと歌い、5月29日にリリースされたばかりのアルバム「parallel universe pt. 1」の中から、キズナアイとのコラボソング「down 4 u feat. Kizuna AI」を初めて披露。



最後はキズナアイの代表曲「AIAIAI feat.中田ヤスタカ」でキズナアイとダンスコラボし、今回の公演は幕を閉じた。アライナ・カスティーロにとっては今回が自身初のコラボソングとなり、キズナアイとしても初のUSアーティストとのコラボ楽曲となった。



これまで、自身をシャイでなかなか意見を発することができない性格と言いながらも、恋愛ソングなどでは大胆な歌詞の多いアライナは、曲中でだけは自身の理想の姿になって表現ができると話していた。しかし今作で自身を見つめ直すことで、現実でもその理想の姿になることが叶ったという。「アルバムの制作過程で、私はアーティストとしての自らと、人間としての自身の姿も知ることができ、最終的には現実世界でその人物になることもできた。このアルバムは、これまで私が自信を持てずになれなかった人間になるためのサウンド・トラックなの」。

ダークなR&Bバラードとキャッチーなポップ・アンセム全7曲を収録したアルバム「parallel universe pt. 1」は、彼女が成長期に抱えていた葛藤を乗り越えていく過程だった。実際に彼女の歌は同世代の若者が共感しやすい悩みや葛藤を率直に表現していることが多く、Z世代にカルト的人気を誇っている。

Rolling Stone Japan 編集部

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