ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンが語る、不滅のロック愛

ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン



アリス・イン・チェインズは僕にとってインスピレーションの大きな源

―楽器演奏面ではなく、ヴォーカリストとしてはどんな人たちからの影響を自負していますか?

WVH:変な話だけど、歌うことについては誰か特定のヴォーカリストに影響を受けているという自覚がないんだ。そう、他の楽器の場合とは違って、ヴォーカル面において僕を駆り立てた存在というのは特にいないと思う。

―マルチ・プレイヤーであるあなたは、各演奏パートについてはさまざまな異なるプレイヤーから影響を受けてきたはずですよね? こうして“ひとりでバンド形態の音楽を作る”というのは、ある意味、音楽ファンとしての頭の中にある“理想のオールスター・バンド”を体現するような作業でもあるのではないかと思います。あなたの妄想上の理想のバンドは、どんな顔ぶれなんでしょうか?

WVH:面白いことに、僕はまさに“夢のバンド”を結成することができたんだ。今は、彼らと一緒にツアーすることをとても楽しみにしている。その顔ぶれは、実際にジミー・キンメルのTVショウに出た時に一緒に演奏した親友たちで、YouTubeをチェックしてもらえればその時のパフォーマンスをみつけられるはずだよ。ギタリストはフランク・シドリス(ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュによるソロ・バンドの一員としても知られる)、ドラマーはギャレット・ウィットロック(トレモンティでウルフギャングと活動を共にしていた過去がある)、そしてロニー・フィアカロがベースを弾く。ツアーでは、このバンドを見られるはずだよ。

―アルバムの内容についての話に移ります。収録されている楽曲は実に多様ですね。なかでも「CIRCLES」「THE BIG PICTURE」「STONE」といったいくつかの楽曲からはアリス・イン・チェインズに通ずる匂いを感じさせられました。彼らの音楽にインスパイアされた部分というのはありますか?

WVH:もちろん。アリス・イン・チェインズは僕にとってインスピレーションの大きな源だといえるよ。初期からごく最近に至るまで、すべての作品が大好きなんだ。ことに彼らにとっての復帰作となった『BLACK GIVES WAY TO BLUE』は素晴らしいアルバムだと思っている。そして実際、素晴らしいバンドだよ。大ファンなんだ。

―ここにはハード・ロックも、かつてグランジと呼ばれたものも、モダンなロック、クラシックなロックもすべて収められています。しかも、そうした楽曲たちがお互いを殺すことなく有機的に共存していると感じます。こうしたマジックを可能にしたのは何だと思いますか?

WVH:ありがとう。それぞれの曲に応じて異なったアプローチをしながら、そうした多様な楽曲をひとつに繋げようと考えたんだ。たとえば、バンドの中心的な核となるサウンドの曲を軸としながら、その左側に進んで行くと「RESOLVE 」や「CIRCLES」、「THINK IT OVER」のようなソフトな楽曲があり、右側に行くと、「STONE」や「THE BIG PICTURE」、「HORRIBLY RIGHT」のようなヘヴィな曲がある、という具合にね。さまざまなサウンドの曲が混在してはいるけど、それらが上手く共存していると自分でも思っているし、こうした結果になったことについて満足しているよ。



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